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ザックス・ヴォルフェ効果 : ウィキペディア日本語版 | ザックス・ヴォルフェ効果[ざっくす ヴぉるふぇこうか] ザックス・ヴォルフェ効果 (ザックス・ヴォルフェこうか、英: Sachs-Wolfe effect)〔"Perturbations of a Cosmological Model and Angular Variations of the Microwave Background" Sachs R.K., & Wolfe A.M., 1967, ApJ, 147, 73〕は、2人のアメリカ人宇宙物理学者 Rainer Kurt Sachs と Arthur Michael Wolfe にちなんで命名された、宇宙マイクロ波背景放射 (cosmic microwave background radiation; CMB) の特性に影響する、宇宙論的な効果であり、CMB からの光子が、重力赤方偏移を受けて、観測者から見た CMB のスペクトルが平坦でなくなるという現象である。この効果は、角度スケールで10°を超えるCMBのゆらぎについて、それを引き起こす支配的な原因である。 == 非積分的ザックス・ヴォルフェ効果 == 非積分的ザックス・ヴォルフェ効果 (Non-Integrated Sachs-Wolfe Effect)は、宇宙の晴れ上がりにおける、最終散乱面による重力赤方偏移により引き起こされる。この効果は、最終散乱時における質量・エネルギー密度が空間的に非一様であるため、全天で等方ではない。すなわち、最終散乱時に重力ポテンシャルの底にいる光子と山にいる光子では重力赤方偏移する度合が異なる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ザックス・ヴォルフェ効果」の詳細全文を読む
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