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ザバイオーネ : ウィキペディア日本語版
ザバイオーネ

ザバイオーネ()は、イタリアピエモンテ名物のデザートである〔LO ZABAIONE, ANTICA SPECIALITA' DELLA CUCINA PIEMONTESE di Carola Chiadò 〕。フランスでは「サバイヨン」()と言う〔InsideHalton Article: What's Cookin': Sabayon vs zabaglione— what's the difference? 〕。
== 概要 ==
14世紀のイタリアにザバイオーネのレシピが残されているが、初期のザバイオーネは卵黄でとろみをつけ、スパイスを効かせたワインカクテルを指した。やがて卵黄の分量を増やし、ソース状や泡立ててクリーム状にするレシピ上の変化が起きた。この技法が19世紀中頃にフランスに伝わり、サバイヨンとして洗練されていった。20世紀にはサバイヨンは塩味の料理や、マヨネーズなどの卵ソースとのブレンドなどにも応用されている。ザバイオーネには、泡立てずに混ぜるだけのクレーム・アングレーズに近いものと、適度に熱をかけつつ泡立てて、カスタード状に膨らませるものがある。
卵黄に砂糖を加え、泡立て、温めながら、マルサラワインシェリー酒白ワインなどの洋酒を加えて煮詰めたカスタードクリームで、デザートとしてそのまま食べる〔Zabajone: Ricette Dolci | Cookaround 〕。また、洋菓子用のソースとして、ティラミスなどに用いることもある〔Il tiramisù allo zabaglione 〕。
なお、作り方によってはエタノールが残存するため、子供に与える場合は注意が必要である。
また、ロンバルディア州ではパネットーネに添えられる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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