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ザルツブルク復活祭音楽祭 : ウィキペディア日本語版 | ザルツブルク復活祭音楽祭[ざるつぶるくふっかつさいおんがくさい]
ザルツブルク復活祭音楽祭(ざるつぶるくふっかつさいおんがくさい、Die Salzburger Osterfestspiele)とはオーストリアのザルツブルクで、毎年復活祭の期間に開催される音楽祭である。会場はすべてザルツブルク祝祭大劇場である。
==概要== ザルツブルク復活祭音楽祭(別称、ザルツブルク・イースター音楽祭)は、1967年に指揮者のヘルベルト・フォン・カラヤンが創立した。音楽祭の期間はキリストの復活記念祭(英語のイースター,春分の日以後の満月のあとの最初の日曜日)の前後の10日間ほどで、ザルツブルクの代名詞とも言える、夏に開催されるザルツブルク音楽祭に比べて、小規模である。プログラムは1つのオペラ、2つのオーケストラコンサート、1つの合唱入りのオーケストラコンサートという4日間の連続したツィクルス(Zyklus、連続演奏会)を、間に2日間の休日を挟み、もう一回くり返すというスタイルが定着している。 この音楽祭の一番の魅力は、この4つの公演全てを、世界的な名指揮者がベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮するという点である。これまでの指揮者は、1967年から1989年まではヘルベルト・フォン・カラヤン、1992年と1993年はゲオルク・ショルティ、1994年から2002年まではクラウディオ・アバド、2003年以降はサイモン・ラトルが指揮、ならびに芸術監督をつとめている。このことからも、ザルツブルク復活祭音楽祭は、基本的にベルリン・フィルとその常任指揮者が出演するといえる。さらに、ベルリン・フィルがオーケストラ・ピットに入って演奏する機会はこの音楽祭以外にはほとんどなく、それだけでも貴重といえる。演奏会場は祝祭大劇場である。1989年のカラヤンの死後、その存続が危ぶまれたが、その後も毎年開催されている。 2007年から2010年にかけて、サイモン・ラトルの指揮で、リヒャルト・ワーグナーのニーベルングの指環(全4作)のスケジュールが決まっている(2007年「ラインの黄金」、2008年「ワルキューレ」、2009年「ジークフリート」、2010年「神々の黄昏」)。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ザルツブルク復活祭音楽祭」の詳細全文を読む
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