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ザンジャーン州(ペルシア語:استان زنجان Ostān-e Zanjān)は、イランの州(オスターン)。イラン北西部に位置し、州都はザンジャーン。面積は36,300km²、人口は約170万、そのほとんどはアザリー(アゼルバイジャン人)である。 ザンジャーンは種なしブドウで有名だが、一方でイランの産業的中心の一つでもある。テフラーンの北西330km、高速道路で接続されているという好立地にあり、またイランで最も産業化の進んだタブリーズに次ぐ都市でもある。 ザンジャーンは美しい手工芸品でも知られている。たとえばナイフや「チャルーグ」や「マリーレ」と呼ばれる伝統的なサンダルがあり、マリーレは銀の針金を用いて制作する。ザンジャーンの職人は銀細工、飾り皿などを得意とする。古くは鋼のするどいナイフも有名であった。今日でも多くの村人たちが絨毯織りに携わる。絨毯はおそらくザンジャーンの手工芸品でももっとも人気のあるものであろう。 また「キャタラ・ホル」という洞窟がソルターニーエの近くにある。 == 歴史 == プトレマイオスの地理書では、ザンジャーンの街は「アガンザナ」として登場する。サーサーン朝のアルダシール1世が街を再建し「シャーヒーン」と呼んだとされるが、のちには「ザンギャン」とされており、今日のザンジャーンの名はこれをアラビア語の語型にあわせたものである。またザンジャーンは5つの部族の地を意味する「ハムセ」と呼ばれていたこともある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ザンジャーン州」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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