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ネプチューンマン

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ネプチューンマンは、ゆでたまご漫画キン肉マン』およびその続編『キン肉マンII世』に登場する架空の人物。
== 主な特徴 ==
イギリス出身の超人。怒りや憎しみ、友情といった感情を超越した精神と完璧なる強さを身に付けた最も神に近い存在であるという完璧超人(パーフェクトちょうじん)の首領として登場。超人硬度10を誇る左腕ダイヤモンド・アーム〔ゆでたまご「仮面の秘密!!の巻」『キン肉マン 第18巻』集英社〈ジャンプコミックス〉、1984年12月15日、ISBN 978-4-08-851148-1、181頁。〕などの肉体的な強さに加え、地球のエネルギーを磁力として放射する「マグネット・パワー」も使用する。顔に額から頬を覆うマスクを身に着け〔このマスクは相手の攻撃で発生するパワーをマグネット・パワーとして取り込む能力を持つ。〕、覆面(マスク)は真の実力者のみが装着を許されるという信念のもと、下等超人のマスクは軟弱な素顔を隠すためのアクセサリーに過ぎないと言い切り、部下のビッグ・ザ・武道とマスクを奪う覆面狩りを行っており、奪った物をコレクションしている。
外見のデザインは、読者応募超人である『イチバンマスク』と『ハルクマシーン』の合成であり、顔と下半身がイチバンマスク、胴体・腕がハルクマシーンのものである。イチバンマスクのイラストには「ハンセンホーガンブロディを合わせたような」とコメントが添えられており〔ゆでたまご「死の制裁!!の巻」『キン肉マン 第18巻』集英社〈ジャンプコミックス〉、1984年12月15日、ISBN 978-4-08-851148-1、114-126頁。〕、特に広い額と口髭はホーガンの特徴でもある。またハルクマシーンはホーガンの得意技・アックスボンバーの構えをとっており〔、ネプチューンマンもアックスボンバーそのものの技「喧嘩(クォーラル)ボンバー」を得意とする。ネプチューンマンはほかにも、ホーガンの特徴的な決めポーズである、『イチバーン!』と叫び右手人差し指を高々と挙げる動作(多くは『ナンバー・ワーン!』という台詞)を行い、格闘シーンの描き方に関してもゆでたまごはホーガンを参考にしていると発言している〔ゆでたまご『キン肉マン 第23巻』集英社〈ジャンプコミックス〉、1985年12月15日、ISBN 978-4-08-851803-9、カバー折り返し・作者コメント。〕。また超人ごとの筋肉の描き分けを初めて意識した超人とも語っている〔 ゆでたまご「JC背表紙超人コレクション FILE NO.23 ネプチューンマン」『キン肉マン 第23巻(復刻版)』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2013年7月6日、ISBN 978-4-08-870747-1、202-203頁。〕。原作ではマスクとチョッキの色は赤を基調としているが、アニメではマスクが銀色、チョッキは緑色に変更され、レッグウォーマーも白から黄色になっている。
漫画本編において悪魔超人との闘いに一段落が付いた後、新シリーズ「夢の超人タッグ編」における新たな悪役として投入されたネプチューンマンら完璧超人であるが、登場した当初はあまりに偉そうでエリートぶっているなどとして読者から酷く嫌われた。従来は悪役であってもある程度支持する声があったが、ネプチューンマンの場合はそのような声も少なく、それならばと作者のゆでたまごは開き直って徹底的に悪役を貫かせることにしたという〔ゆでたまご「これがゆで流創作術!キン肉マン―運命の選択肢― 〜夢の超人タッグ編〜」『キン肉マン 夢の超人タッグ (3) 決着!!栄光のトロフィー編』集英社〈ジャンプリミックス ワイド版〉、2006年9月30日、ISBN 978-4-08-109270-3、166頁。〕。その後、『夢の超人タッグ編』終盤に行われた第3回人気投票では10位に入っている〔ゆでたまご『完璧の秘密!!の巻』『キン肉マン 第23巻』26-27頁。〕。こうした過程があっただけに、改心した時の反響も凄かったと発言している〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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