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シアバターノキ : ウィキペディア日本語版
シアーバターノキ

シアーバターノキ ''Vitellaria paradoxa''( シノニムに''Butyrospermum parkii'')はアカテツ科の1属1種の双子葉植物で、常緑の小高木。シアバターの原料となる。
==生息地域==
アフリカヴェルデ岬からチャドにかけて広がるサヘル帯にも天然分布しており、この一帯はシアベルトとも呼ばれて16カ国以上でシアーバターノキが自生している。ただし、まとまった群生が見られるのはギニアからマリ、およびブルキナファソニジェールだけである。これらの地域では年間降水量が1,000mm以下のためアブラヤシの栽培が不可能であり、シアーバターノキは貴重な油脂源となっている。なお、年間降水量が300mmや1800mmの地域でも、一部で生息が確認されている。生息域の平均気温は24-32℃で、最低、最高はそれぞれ21℃と36℃である。
シアーバターノキは藪などに自生しているが、開けた場所の方が樹高が高くなり果実などの生産性も高まる。標高500—1,500メートルのサバンナ地域で生育し、乾いた粘土、砂質粘土などの土壌で育つ。サバナ気候特有の強い乾燥に適応した大きな根系を有する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「シアーバターノキ」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Vitellaria 」があります。



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