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シェイヴド・フィッシュ〜ジョン・レノンの軌跡 (Shaved Fish / Lennon Plastic Ono Band) は、1975年に発表されたジョン・レノンのベスト・アルバム。自身初、そして生前に発表された、唯一のベスト・アルバムである。 1967年に、EMIとビートルズが交わした9年間の契約があるため、ジョンはもちろん、ジョージ・ハリスンやリンゴ・スター、そして1970年に脱退したポール・マッカートニーの計4人のメンバーは、解散後もEMIからソロ・レコードを出し続けていた。しかし、その期限があと1年と迫っていた1975年に、ジョンはEMIとの関係を清算するつもりで、これまでアメリカ合衆国で発売されていた自身のシングル、もしくはシングル・カット曲を収録した、このベスト・アルバムを製作、発表した。 ちなみにジョージは、契約中に自らのレーベル「ダーク・ホース」を設立。契約が切れると更新せずに自らのレーベルごとワーナー・ブラザーズに移して発表するようになり、リンゴは契約が切れると自らのレーベル「リング・オー」を設立。やはり更新せず、ポリドール(北米地区はアトランティック)に移籍。ポールはウイングスとして発表していたため、自身名義で更新している。 レコード・ジャケットは、アルバム収録曲の概要を示した絵が表面に貼り付けられ、裏面にはタイトルの語源となった鰹節のコラージュが描かれているなど、アート的に優れた面がある。ジョンは、このアルバムを発表した後、この年オノ・ヨーコとの間に生まれた実子ショーン・レノンを育てるため、主夫=ハウスハズバンド宣言。1980年に共同名義アルバムダブル・ファンタジーを発表するまで、すべての音楽活動を封印する事となる。 == 収録曲 == # 平和を我等に - Give Peace a Chance # コールド・ターキー - Cold Turkey # インスタント・カーマ - Instant Karma! # パワー・トゥ・ザ・ピープル - Power to the People # マザー - Mother # 女は世界の奴隷か! - Woman is the Nigger of the World # イマジン - Imagine # 真夜中を突っ走れ - Whatever Get You Thru the Night # マインド・ゲームス - Mind Games # 夢の夢 - #9 Dream # ハッピー・クリスマス (戦争は終った) - Happy Xmas (War is Over) # 平和を我等に(リプライズ) - Give Peace a Chance (Reprise) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「シェイヴド・フィッシュ〜ジョン・レノンの軌跡」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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