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シャクチリソバ
シャクチリソバ(赤地利蕎麦、学名:''Polygonum cymosum'' (シノニム: ''P. dibotrys'' Hara)は、タデ科タデ属の多年草。「シャクチリ」の語源は不明であるが、『本草綱目』に用いられた種名であり、牧野富太郎が和名として命名したものである〔『ソバの科学』(新潮社 1984)〕。ソバと同属であるが、自殖性である。地下に黄赤色の根茎を残し越冬するため、シュッコンソバ(宿根蕎麦)の名称もある。英名のPerennial Buckwheat(多年生のソバ)も同趣である。 太く空洞の茎に三角形ないしハート (シンボル)形の葉をつける。夏から秋にかけて5枚の萼片に分かれた白色の花をつける。多年生であるため、冬は地上部が枯れるが、宿根は残って翌年に新たな茎を叢生させる。 ==分布及び生産状況== カシミールの高地地帯を原産とする。インド・ブータン・ネパールや雲南地方に自生している。 日本には明治時代に薬種として持ち込まれ、東京大学大学院理学系研究科附属植物園で栽培された。その後、園外に飛散した種子が繁殖し、帰化植物として繁茂することとなった。路傍や河川敷などに自生しており、アレロパシーにより他種を駆逐するため、優占群落を形成することもある。北海道は「北海道の外来種リスト」にシャクチリソバを挙げている〔シャクチリソバ 、北海道ブルーリスト2010 、2013年3月3日閲覧〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「シャクチリソバ」の詳細全文を読む
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