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シャム国海軍水上偵察機 : ウィキペディア日本語版 | シャム国海軍水上偵察機[しゃむこくかいぐんすいじょうていさつき] シャム国海軍水上偵察機(シャムこくかいぐんすいじょうていさつき)は、シャム海軍(現タイ王国海軍)からの発注を受けて日本の渡辺鉄工所が製作した水上偵察機。社内名称「WS-103S」。 == 概要 == 1934年(昭和10年)にシャム海軍から日本に発注されたメクロン級スループ2隻の艦載機として、渡辺鉄工所に製作が発注された。設計は1934年10月に樋口良八郎技師を設計主務者として開始され、1937年(昭和13年)2月に試作一号機が完成した。6機がシャム海軍に納入されて良好な性能を示したほか、試作機1機が渡辺の社用実験機とされた。 機体は金属製骨組みに羽布張りの複葉機で、双フロートを有する。設計は渡辺で同時期に開発が進められていた九六式小型水上機のものを参考としており、形状や性能なども似通っていた。また、本機の設計経験は後の十一試水上中間練習機の開発に生かされている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「シャム国海軍水上偵察機」の詳細全文を読む
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