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シャルトリュー(英: / 仏:)は、フランスをその原産地とする猫の一品種。ロシアンブルーおよびコラットと並びブルー〔銀灰色〕の御三家と称される。〔日本と世界の猫のカタログ,頁60:シャルトリュー〕 シャルル・ド・ゴールやコレットの寵愛を受けた猫でもあり〔新猫種大図鑑,頁129:イエネコの種類>短毛種>シャルトリュー〕、「ほほ笑み猫」という異称に加えて、「フランスの宝」「生きたフランスの記念碑」などの代名詞がある。〔『フランスの宝』―日本と世界の猫のカタログ,頁60:シャルトリュー/『生きたフランスの記念碑』―世界のネコたち,頁73:ネコたちのプロフィール>シャルトリュー/『ほほ笑み猫』―日本と世界の猫のカタログ,頁61:シャルトリューあるいは『フランスのほほ笑むブルー・キャット』―世界のネコたち,頁72:ネコたちのプロフィール>シャルトリュー〕 == 歴史 == その起源については様々な言い伝えが残されてはいるものの、詳らかとはなっていない。〔世界のネコたち,頁72:ネコたちのプロフィール>シャルトリュー〕 シャルトリュー派の修道士が北アフリカから船で連れ帰ってきた猫の子孫であるとする説から、シリア出身の猫の子孫であるとする説〔、十字軍の時代に欧州に持ち込まれた猫の子孫であるとする報告までがあり、その名の由来については、フランスのカルトゥジオ修道士が生み出したシャルトリューズという名のリキュールにあるとする説や、18世紀前半のスペインの羊毛の名にあるとする説が提唱されている。〔世界のネコたち,頁73:ネコたちのプロフィール>シャルトリュー〕 いずれにしてもフランスの地では古くから知られていたようで、16世紀―1558年に記されたある文献の内に、その祖先と考えられる灰色の被毛に銅色の目を持つ猫の描写を見ることができる。〔 18世紀には博物学者のビュフォンから「フェリス・カートゥス・コエルレウス」(Felis catus coeruleus)という名を与えられた。これはラテン語で「鋭い声をもって鳴く暗青色の猫」を意味した。〔新猫種大図鑑,頁128:イエネコの種類>短毛種>シャルトリュー〕 近代に入ると二度の世界大戦を通して他の数多の猫種と同様に種の存続の危機に曝されることとなった。第一次世界大戦の終息とともにフランス国内のブリーダーらによる保存の取り組みが始動。〔 第二次世界大戦の折には絶滅寸前という状況にまで陥るも、生き残りの個体を異種交配させることによって品種の再確立が図られた。この異種交配の相手となったのは銀灰毛のペルシャとブリティッシュブルーであった。〔 1970年代になると北米の地への持ち込みが実現。この時期の地元フランスでは本来のシャルトリューに加えてブリティッシュブルーまでもが「シャルトリュー」と呼ばれていたものの、やがては別物として完全に分離されるようになった。〔 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「シャルトリュー」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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