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シュミットトリガ : ウィキペディア日本語版
シュミットトリガ
シュミットトリガ (Schmitt trigger)とは、入力電位の変化に対して出力状態がヒステリシスを持って変化することを特徴とする、デジタル回路の入力回路方式である。
== 概説 ==

入力信号に対するしきい値を2つ持ち、入力信号の電位が高いしきい値を超えたときに論理Hの電位を出力し、逆に入力信号の電位が低いしきい値を下回ったときに論理Lの電位を出力する。入力信号が低いしきい値と高いしきい値の間にあるときは直前の出力電位を保持する。入力信号が高低のしきい値を超えることをきっかけとして出力が切り替わることから「トリガ」と呼ばれる。
この2つのしきい値による動作はヒステリシスと呼ばれるが、一般にヒステリシスは状態の記憶にあたるので、シュミットトリガはメモリの一種であると考えることができる。
電子回路におけるシュミットトリガの最大の役割は、入力信号の揺らぎ(ノイズ)を除去することにある。しきい値が1つだけの回路では、入力信号がしきい値付近で揺らぐと出力が高速に変動する(ノイズが増幅される)。シュミットトリガでは1つのしきい値をまたいだ瞬間にもう1つのしきい値が適用されることになるため、入力が少々揺らいだ程度では出力が変化しない。
電子回路図では左の記号が用いられる。三角の記号はバッファ(信号増幅器)を表し、中の記号がヒステリシスを持つことを示している。単独の回路素子として用いられるのではなく、他の回路の入力部分がシュミットトリガになっている場合には、その入力信号線の所に小さくヒステリシス記号を描いて示すこともある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「シュミットトリガ」の詳細全文を読む



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