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シュミットハンマー : ウィキペディア日本語版
シュミットハンマー

シュミットハンマー(''Schmidt Hammer'')は、コンクリート圧縮強度を測定するための機器であり、これを用いた強度測定をシュミットハンマー法と呼ぶ。コンクリートに打撃を与え、返ってきた衝撃により強度を推定する反発硬度法の一つであり、構造物に損傷を与えずに検査が可能な非破壊検査手法である。コンクリートのほか岩石の強度測定にも使われる。
== 原理と特徴 ==
強度の高いコンクリートはその内部が密実であり、コンクリートの強度と硬度には相関性が見られる。この相関性からコンクリートの硬度を測定することにより、その強度を推定する手法が反発硬度法である。シュミットハンマーは反発硬度法の代表的な測定器であり、スイスのシュミット博士により1948年に開発された。
シュミットハンマーの特徴を以下に記す。
* 利点
 * 非破壊検査手法であり、構造物に損傷を与えることなく測定が可能。
 * 機器が軽量であり、測定が簡便・容易に行える。
 * 容易に多数の測定が行えることから、強度分布の測定が可能。
* 欠点
 * 硬度から強度を推定する方法であり、他の測定方法に比べ精度はやや低い。
 * コンクリートの湿度や表面の粗さにより、測定結果が影響を受ける。
 * 厚さの薄いコンクリートでは、正確な測定ができないことがある。
シュミットハンマー法は、構造物を破壊せず簡便に行えることが利点であり、精度の面ではやや劣る手法である。このことから、詳細調査実施前の予備調査などに用いられる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「シュミットハンマー」の詳細全文を読む



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