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シロシュモクザメ
シロシュモクザメ はシュモクザメ科に属するサメの一種。ハンマー型の頭部(”cephalofoil”)の前縁に凹みがないことで他の大型シュモクザメと区別できる。全世界の温帯域に分布することも特徴であり、大きな群れを作って南北に季節回遊を行う。 シュモクザメとしてはヒラシュモクザメに次ぐ大きさで、全長5mに達する。活発な捕食者で硬骨魚や無脊椎動物を食べる。大型個体はサメやエイを食べることもある。胎生で、産仔数は20-40。人に対して潜在的に危険である。世界各地で漁獲され、特にフカヒレは最高級とされる。IUCNは保全状況を危急種としている。 == 分類 == カール・フォン・リンネによって、1758年の『自然の体系』第10版において、''Squalus zygaena'' の名で記載された。タイプ標本は指定されなかった。学名はその後 ''Sphyrna zygaena'' に変更された〔。種小名 ''zygaena'' はギリシャ語の ''zygòn''(くびき)に由来し、頭部の形に因んだものである。この語は ''zýgaina'' という形で、アリストテレスの動物誌においてシュモクザメ類を指して用いられたこともある。他の英名としてはcommon hammerhead・common smooth hammerhead・round-headed hammerhead、または単にhammerheadと呼ばれることもある.。 形態系統解析からは、ヒラシュモクザメ・アカシュモクザメとともにシュモクザメ類で最も派生的なグループだと考えられていた。だが、核DNA・mtDNAを用いた分子系統解析では、本種はヒラシュモクザメとともにシュモクザメ属の中で最も基底的なグループを構成し、次に分岐したアカシュモクザメとは近縁でないという結果が得られている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「シロシュモクザメ」の詳細全文を読む
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