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シロチョウ : ウィキペディア日本語版
シロチョウ科[しろちょうか]

シロチョウ科(白蝶、''Pieridae'')は、チョウ目(鱗翅目)アゲハチョウ上科内のひとつの分類単位。シロチョウはシロチョウ科に属するチョウの総称で、シロチョウという和名のチョウは存在しない。
== 概要 ==
南極大陸以外の全ての大陸に分布し、1,000ほどが知られている。モンシロチョウキチョウなどの、なじみ深いチョウも含まれる。
成虫の前翅長は2-6cm程度で、チョウ全体で見ると中型のグループである。成虫のは突起がないか、または少ない。翅の色は黄色がベースで、その上にの模様が見られる。この模様は種類や性別によって異なる。ただしニューギニアを中心に分布するカザリシロチョウ類や、南アメリカに分布するベニオビシロチョウなど、黒をベースにした鮮やかな翅色の種類もいる。
成虫は翅を閉じて止まる。にやって来てを吸うが、地面に降り立って水分を吸う習性があるものも多い。
幼虫は褐色のケムシもいるが、緑色で細長いものがよく知られており、これらは俗にアオムシとよばれる。モンシロチョウなど、農作物に被害を与える害虫となるものもいる。また、ほとんどのシロチョウの幼虫は単独生活をするが、中にはミヤマシロチョウやカザリシロチョウ類のように、幼虫が糸を吐いてクモの網のようなを作り、集団生活するものもいる。
は帯蛹型で、尾部のカギ状突起と胸の部分の帯糸で上向きに自分の体を固定する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「シロチョウ科」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Pieridae 」があります。



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