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シロヤマゼンマイ : ウィキペディア日本語版
シロヤマゼンマイ

シロヤマゼンマイ ''Osmunda banksiifolia''は単羽状複葉の葉を持つゼンマイ科のシダ類。1つの葉の中程の羽片だけが胞子嚢をつける。熱帯系の種である。
== 特徴 ==
常緑性のシダ植物で、やや大型の種〔以下、記載は主として岩槻編(1992),p.74〕。根茎は斜めに立ち、あるいは直立する。葉柄は硬くて丈夫で、針金状をしており、葉の表とともに光沢がある〔牧野(1961),p.10〕。葉は単羽状複葉で、長さは1-1.8m、葉身は革質。葉身中央よりやや下に位置する数対の羽片だけが胞子嚢をつける、部分的2形を示す。通常の羽片は線形で長さ15-35cm、幅1-2cm。主軸とは40-50°の角度を持って出て、縁は厚みがあって大きな鋸歯がある。基部は主軸と関節を持ち、特に下方の羽片は短い柄がある。側脈は羽状になり、株の脈では二叉分枝が見られる。胞子嚢をつける羽片は縮んだようになって、幅は2-4mmととても狭く、長さも普通の羽片の半分程度しかない。胞子が散布されると、胞子嚢の付く羽片は農褐色になって、脱落し、通常の羽片のみが長く残る。なお、胞子嚢の付く羽片を持つ葉は、年間に数回出る。
なお、羽片の基部に関節があるため、この植物は葉が枯れる時は多くの羽片がバラバラに散り、乾燥標本にすると羽片が脱落しやすい〔田川(1959),p.36〕。
和名は鹿児島市の城山にちなみ、この地で最初に発見されたことによる〔牧野(1961),p.10〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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