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シンクラヴィア
シンクラヴィア (Synclavier) はアメリカのニューイングランドデジタル社が開発したシンセサイザー、サンプラー、シーケンサーなどを統合した電子楽器である。現在でいうデジタルオーディオワークステーションの元祖ともいえ、1980年代のアメリカの商業音楽制作で一世を風靡した。 ==概要== シンクラヴィアのシステムはFM音源のシンセサイザー、サンプラー、シーケンサー、ミキサー、視覚的作業が可能なコンピュータ端末、鍵盤で構成される。これらはシームレスに連係し、音色データや演奏データはハードディスクに記録することができる。サンプラーのサンプリング周波数は最高100kHz、連続録音時間は最長75分。シーケンサーの分解能は1/1000拍。さまざまなジャンルのサンプリング音のライブラリーがある(いずれも機種やオプションにより異なる)。1980年代の音楽制作システムであるが、ProTools登場以後のDTMシステムを先取りしたような機材構成となっていた。 その性能の高さもさることながら、数千万円という高価格ゆえ録音スタジオなどの法人向け販売が主で、最新技術を好むミュージシャンやアレンジャーからはライバル機のフェアライトCMIと並んで高嶺の花とされた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「シンクラヴィア」の詳細全文を読む
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