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シンクロメッシュ シンクロメッシュ()とは、マニュアルトランスミッションの減速比切り替え(シフトチェンジ)を円滑に行い、運転操作を容易にするための機構である。構成部品はシンクロナイザー()と呼ばれる。この機構を組み込まれたトランスミッションはシンクロメッシュ式と呼ばれ、特に全ての前進ギアにシンクロメッシュが設けられているものをフルシンクロメッシュと呼ぶ。逆にシンクロメッシュを持たないトランスミッションはノンシンクロトランスミッションと呼ばれる。 == 概要 ==
ファイル:Internal structure of manual transmission.jpg|常時噛み合い式マニュアルトランスミッションの構造を示す模式図 ファイル:Manual transmission in 2nd-gear.jpg|2速における駆動力の伝達経路(破線部)
マニュアルトランスミッションのうち、動力伝達用の歯車が常に噛み合った状態で変速する常時噛み合い(コンスタントメッシュ)式は、軸と同じ回転速度で回転するクラッチハブ(ハブ)やクラッチスリーブ(スリーブ)が軸上をスライドして歯車側面の噛み合い歯(スプライン)に噛み合うことで、軸の回転が歯車へと伝達される。このとき軸の回転速度と歯車の回転速度の差が大きいと、円滑に噛み合わずに変速操作が困難となる場合がある。シンクロメッシュ機構はこうした変速操作を容易にするため、回転速度の差を変速動作のなかで同調させる機構である。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「シンクロメッシュ」の詳細全文を読む
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