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シンダーハンネス
シンダーハンネス・バルテルシ(''Schinderhannes bartelsi'')はアノマロカリス類の一種。前期デボン紀のHunsrück粘板岩層(:en:Hunsrück Slate)から発見された1個の化石標本によって知られる。この発見は驚きを持って迎えられた。なぜなら、それ以前にはアノマロカリス類はそれより1億年以前のカンブリア紀の例外的に保存のいい化石鉱床(ラーゲルシュテッテン)からしか見つかっていなかったからである。 アノマロカリス類は、アノマロカリスなどを含む動物群であり、節足動物と遠縁に当たるものと考えられていた。これらは現生の動物とまるで似ていない。分節化した外骨格、遊泳に使われる水平突起、大型の複眼などの特徴を持つ。とりわけ特徴的なのは、かぎ爪状をした、一対の「大付属肢」である。これは一見エビの後部に似ており、パイナップルを水平に切ったような環状の口へ、食物を運んでいたと考えられている〔ワンダフルライフ (書籍)〕。 == 発見 == 唯一の標本は、ブンデンバッハ(:w:Bundenbach)の Eschenbach-Bocksberg 採石場から発見された。名前は、この地方に出没した無法者のシンダーハンネス(:w:Schinderhannes)にちなんで名付けられた。種小名のバルテルシは、フンスリュック粘板岩の専門家の Christoph Bartels への献名。標本は現在、マインツ自然史博物館に収蔵されている〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「シンダーハンネス」の詳細全文を読む
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