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ヤマハ発動機株式会社(ヤマハはつどうき、Yamaha Motor Co., Ltd.)は、日本楽器製造(現在のヤマハ)の二輪部門が独立して誕生した、主にオートバイを中心とした輸送用機器を製造するメーカー。二輪の売上規模は世界第2位〔 業界動向 SEARCH.com 〕であり、船外機やウォータービークルの販売台数は世界首位〔 ヤマハ発、マリン事業が稼ぎ頭 二輪車ノウハウ生かす - 日本経済新聞・2013年9月17日〕。 ヤマハ発動機サッカー部は、サッカーJリーグのジュビロ磐田の母体である。 == 会社概要 == 飛行機プロペラなどの軍需生産のための製造設備の平和利用を目的とし、日本楽器製造(現ヤマハ)社内でのオートバイ生産を開始、1955年(昭和30年)7月1日に日本楽器製造から分離されるかたちで、オートバイ製造販売業としてスタートした。この関係でヤマハと同様の「YAMAHA」ロゴや、円の中に音叉が3つ組み合わさったマークを使っているが、どちらも細部に違いがある。(次節に解説)ヤマハ発動機における2014年12月の売上高構成比は〔〕連結ベースで、北米が18.7%、欧州が12.4%、アジアが43.1%、日本が10.7%、その他が15.1%である。 2005年度(平成17年度)の決算ではヤマハとの比較でヤマハ発動機の売上高が倍以上の数字となっている。こうした時価総額の関係およびヤマハが持分法適用会社としていることから、間接的買収の対象となりやすい状況にあった。このため2007年(平成19年)5月にヤマハがヤマハ発動機の株式を売却することにより、ヤマハの持分法適用対象から外れるとともに、ヤマハ発動機がヤマハの株式を5%取得することになり、2013年(平成25年)3月現在5.24%を保有している。 一般によく知られているオートバイ・スクーターなどの自動二輪車部門だけでなく、ボート、船外機、漁船、ヨット、マリンジェットなどのマリン製品、スノーモビル、バギーなどのレジャービークル、電動自転車、電動スクーターなどのEV、産業ロボット、表面実装機などの産業機器、ヒロボーとの共同開発による農業用無線操縦ヘリコプター「RMAX」、さらには除雪機、発電機、プール設備など様々な製品を展開している。 自動車関連では、従来よりエンジン供給を行ってきたトヨタ自動車の他にも、販路をフォードグループへ拡大。フォード・PUMAなどに搭載された。2005年(平成17年)からヤマハ製のV8 4.4Lエンジンを搭載したボルボ・XC90が発売された。また、パフォーマンスダンパーと呼ばれる車体性能向上装置や相互連携ショックアブソーバシステムなどを開発している。自社ブランドによる自動車事業への参入も何度か検討され、1992年発表のOX99-11では実際に発売寸前まで事業が進められたこともある。2013年11月には試作車「MOTIV」の公開とともに自動車事業への参入の意向が改めて示された〔ヤマハ発、自動車事業に参入 2人乗り試作車「MOTIV」を披露 - MSN産経ニュース・2013年11月20日〕。 社員による人力飛行機チーム「チーム・エアロセプシー」が存在し、過去に『鳥人間コンテスト選手権大会』(読売テレビ)で彦根市から琵琶湖西岸まで到達する記録を残した。現在は鳥人間コンテストへの参加こそ行っていないがチーム自体は存続しており、2013年には人力飛行機による飛行距離の世界記録へ挑戦する予定がある〔日本チーム、人力飛行の世界記録に挑戦 - WIRED・2012年12月20日〕。 また、2008年(平成20年)の中華人民共和国、四川大地震における支援活動の功績により、2010年(平成22年)に紺綬褒章を授与されている〔「紺綬褒章」受章のお知らせ ヤマハ発動機広報発表資料 2010年4月2日付〕。 トムソン・ロイター社の「トップ100 グローバル・イノベーター2015」に〔[http://response.jp/article/2015/11/25/264870.html Response.15th 2015年11月25日〕選ばれたと発表する。5回目となる今回は、日本企業が躍進。ほかに、ソニー、富士通、オリンパス、トヨタ自動車などが選出されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヤマハ発動機」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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