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ジガバチ : ウィキペディア日本語版
ジガバチ

ジガバチ(似我蜂)は、昆虫綱膜翅目アナバチ科(別名ジガバチ科)のジガバチ亜科またはジガバチ族の総称である。ジガバチ亜科はジガバチ族のみを含む単型である。
狭義には、ジガバチ亜科(ジガバチ族)の1属ジガバチ属 を意味し〔、さらに狭義にはその1種サトジガバチ(ヤマジガバチ) をジガバチとすることがあるが、ここではジガバチ亜科(ジガバチ族)を扱う。
== 生態 ==
コバチなどとはちがうが、捕食寄生者と呼ばれる寄生動物である。
典型的な狩りバチで、どの種でも「狩り」をすることが知られている。
狩りは幼虫の食糧確保のために行なわれる。産卵前に食料にする獲物に毒針で毒を注入する。獲物はまったく動かなくなるが、これは神経を麻痺させてあるだけで、殺してはいない(死ぬと肉が腐って幼虫の餌とならない)。その後、巣(幼虫室と呼ぶ)を作って獲物を運び入れ、卵を一つ(種によっては複数)産み付ける。雌は幼虫室を閉じて出ていき、二度と戻らない。
幼虫は獲物の体の上で孵化し、獲物を殺して腐敗を起こさないよう、生命維持に影響を及ぼさない部位から順番に獲物を食べていく。獲物を食べつくし、巣穴と同じくらいの大きさまで成長すると繭を作って蛹になり、10日ほどで羽化をして巣穴を出る。
幼虫の食料として、ジガバチ属はアオムシを捕るが、これに対し、同科で似た生態だがジガバチ亜科でない 属はクモを捕る〔。
社会性である(群れは作らない)。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ジガバチ」の詳細全文を読む



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