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ジクロロブテン
ジクロロブテン(1,4-Dichlorobut-2-ene)は、塩素化したブテンである。工業的にクロロプレンを合成する際の中間体となり、工業用クロロプレンの主な不純物である〔.〕。(''E'')-異性体は、セプトリンの全合成の出発物質でもある〔. .〕。 ==クロロプレンの合成== クロロプレンは、ネオプレン(クロロプレンゴム)等の合成ゴムの原料となるモノマーである。この物質は、ブタジエンから3段階で合成される。第1段階は、ブタジエンを液相または気相で塩素化して、3,4-ジクロロブト-1-エンと1,4-ジクロロブト-2-エンからなる異性体の混合物を得る。第2段階は、この混合物を触媒下で60-120℃に加熱することにより異性化して、純粋な3,4-ジクロロブト-1-エンとする。最終段階で、3,4-ジクロロブト-1-エンを重合阻害剤の存在下で希薄水酸化ナトリウム溶液中で脱塩化水素化して、粗クロロプレンを得る〔. . 〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ジクロロブテン」の詳細全文を読む
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