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ジバクアリ : ウィキペディア日本語版
ジバクアリ

ジバクアリ (''Camponotus saundersi'', 別名:バクダンオオアリ、kamikaze ants) は、マレーシアブルネイで発見されたアリの1種である。
働きアリは敵に襲われると、腹筋を収縮することにより体の一部を自爆させる。この自爆によって、刺激臭のある粘性の液を相手に浴びせ、味方への注意と共に敵の動きを封じた上で道連れにする。この性質は(ギリシャ語の自己+犠牲から作られた造語)と呼ばれ、この属の一部とほかの昆虫でも同様に見られる〔Jones, T.H.; Clark, D.A.; Edwards, A.A.; Davidson, D.W.; Spande, T.F. and Snelling, Roy R. (2004): "The Chemistry of Exploding Ants, ''Camponotus'' spp. (''Cylindricus'' complex)". ''Journal of Chemical Ecology'' 30(8): 1479-1492. 〕〔あなたの知らないアリの世界「劣勢になると自爆する『ジバクアリ』」 (アメーバニュース)〕。通常のアリより何倍も大きく全身に及ぶ下顎腺を持ち、そこで防衛用の粘着分泌物を生成する〔Betz, Oliver (2010). Adhesive Exocrine Glands in Insects: Morphology, Ultrastructure, and Adhesive Secretion. Biological Adhesive Systems: 111-152. 〕。
== 分泌物の成分 ==
毒性接着剤は、雨季は明るい白色、乾季と雨季の初めごろは淡い黄色(もしくはクリーム色)と変色する。その理由は季節変化の食性か内部phの違いによるものと考えられている〔。成分は「主にポリアセテート、脂肪族炭化水素、およびアルコール」から構成されている。
* フェノール類 - ベンゼン環に直接ヒドロキシ基が付いている化合物。
 * 2',4'-ジヒドロキシアセトフェノン - アセトフェノンのベンゼン環の2位(オルト位)と4位(パラ位)に1つずつヒドロキシ基が付いた化合物。
 * 2-メチル-5,7-ジヒドキシクロモン - クロモン類の1種。
 * m-クレゾール - ヒトの皮膚を腐食しり性質を持ち、消毒薬としても使用される。ただし、m-クレゾールはごく微量しか含まれていない。
 * オルシノール - これもごく微量しか含まれていない。
* 脂肪族化合物 - 長い炭化水素鎖を持った化合物。
 * ウンデカン - 炭素数11の直鎖アルカン。しばしば昆虫に含まれることのある成分。
 * 2-ヘプタノン - これはごく微量しか含まれていない。
* テルペノイド - イソプレンが縮合して合成される化合物。イソプレンの炭素は5個なので、テルペノイドの炭素は5の倍数個。
 * シトロネラールシトロネロールシトロネル酸
 * イソプレゴール
などといった化合物が含まれている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ジバクアリ」の詳細全文を読む



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