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ジブチ・エチオピア鉄道(Ethio-Djibouti Railways, 〔Crozet, Jean-Pierre. Françoise Faulkner-Trine, trans. ''The Franco-Ethiopian and Djibouto-Ethiopian Railway ''. 2013. Accessed 12 Feb 2014.〕)は、エチオピアの首都アディスアベバとジブチの首都ジブチ市を結ぶ、全長781kmの鉄道である。軌間は1000mmの狭軌である。 ジブチ・エチオピア鉄道会社によって運営され、会社の本部はエチオピアのディレ・ダワにある。会社はジブチ政府とエチオピア政府の共同運営のもとにあり、その会長と副会長は、ジブチとエチオピアの運輸系閣僚が兼任する。 内陸国エチオピアにとっての大動脈であり、ジブチにとっても国家収入の柱として重要な位置を占めている。 ==歴史== 19世紀末、エチオピア皇帝メネリク2世によって、近代化の一環として計画される。1894年にエチオピア王立鉄道会社の手で建設が開始され、1901年7月にジブチ市とディレ・ダワの間で営業運転を開始。王立鉄道会社は1906年に一度破産したが、1908年にメネリク2世がフランスとエチオピアの合弁会社に資産を譲渡し、鉄道を延伸させることに合意、1917年に全通した。現在のジブチ・エチオピア鉄道会社は、1977年のジブチ独立後にフランスから経営権の譲渡を受けて設立された。 2013年、中国企業の手により全線の電化を伴う大規模修繕工事が開始された。この際の報道では、ほとんどの区間で鉄道が運行されておらず、ジブチ-アジスアベバ間の貨物輸送の100%が道路輸送とされている。完成予定は2015年。工事により所要時間は7-8時間に短縮される見込み。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ジブチ・エチオピア鉄道」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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