|
ジミー・ボンナ(''Jimmy Bonna''〔本人の署名で、「James E Bonner」。蛭間 (2013)〕, 1912年 - 没年不詳)は、アメリカ合衆国出身のプロ野球選手(投手)。誕生日、出身地は不明〔川越 (2013)〕。 メジャーリーグ(MLB)で初の黒人選手として活躍したのはジャッキー・ロビンソンであるが、ロビンソンがMLBに入る11年前に日本プロ野球に所属した初めての黒人選手である。 == 経歴・人物 == 中学時代から野球をはじめ、中学卒業後は5年間ニグロリーグに所属した。1試合22奪三振を記録したアンダースローからの快速球と打撃では4割以上の通算成績、また投手以外も内野ならどのポジションも守れるとの触込みで、秋に日本の大東京軍へ入団した。 10月8日の初練習では噂に違わぬストレートの威力と制球の良さに捕手としてボールを受けた伊藤勝三選手兼任監督も「現在の職業團の打撃力では一寸打ちこなす事は難しいでせう」〔川越 (2013)掲載の『國民新聞』記事〕と称賛した。10月23日、第2回全日本野球大会初戦となる阪神戦に登板するが、伊賀上良平に満塁本塁打を打たれる〔『ベースボールマガジン』2000年秋号、p41参照。〕など5失点を喫した〔氏田 (2012)、蛭間 (2013)では6回四球8の9失点〕。4試合に登板するのみに終った投手としては制球に苦しみ精彩を欠いたが、打撃の方では24打数で二塁打1三塁打1を含む11安打で4割5分8厘を記録する好打者振りを披露した。入団から約一か月後、11月18日に退団した〔『週刊ベースボール』2009年7月6日号付録「日本プロ野球 歴代全外国人選手写真名鑑 1936-2009、p2参照。〕。 その後の消息は不明である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ジミー・ボンナ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|