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ジュディッタ・パスタ : ウィキペディア日本語版
ジュディッタ・パスタ

ジュディッタ・アンジョラ・マリア・コンスタンツァ・パスタGiuditta Angiola Maria Costanza Pasta 旧姓Negri 1797年10月26日 - 1865年4月1日)は、イタリアサロンノ生まれのソプラノ歌手。最も偉大なオペラ歌手の一人と考えられており、20世紀のソプラノ、マリア・カラスもパスタと比較された。
== 生涯 ==
パスタはミラノで、はじめジュゼッペ・スカッパ(Giuseppe Scappa)とダヴィデ・バンデラーリ(Davide Banderali)に、後にジローラモ・クレシェンティーニ〔訳注:1762年生まれ、イタリアのカストラート、歌唱指導者、作曲家ナポレオンの推挙で皇族の歌唱指導を行った。(Girolamo Crescentini )〕とフェルディナンド・パエールらに師事した。1816年、彼女はミラノのTeatro degli Accademici Filodrammaticiでスカッパの「''Le tre Eleonore''」の世界初演を歌い、プロのオペラ歌手としてのデビューを果たした。その年にはパリのイタリア劇場〔訳注:当時のパリにはイタリア喜劇場と呼ばれる劇場がいくつもあり、演劇やオペラを上演していた。(Comédie-Italienne)〕で「ドン・ジョバンニ」のドンナ・エルヴィーラ、ニッコロ・ツィンガレルリ〔訳注:1752年生まれ、イタリアのオペラ作曲家。ベッリーニの師である。(Niccolò Antonio Zingarelli)〕の「ロメオとジュリエット」のジュリエット、そしてパエールの2つのオペラに出演した。
1817年のパスタのロンドンデビューは失敗に終わった。スカッパの下でさらに研鑽をつみ、1819年にはヴェネツィアデビューを成功させた。1821年から1822年パリでは、極めて広い彼女の声域演技の才能が激しい表現に合致したことでセンセーションを巻き起した。1824年から1837年までの間は、彼女は定期的にロンドン、パリ、ミラノ、ナポリで歌っていた。1830年にはミラノ、カルカーノ劇場(Teatro Carcano)でドニゼッティの「アンナ・ボレーナ〔訳注:1830年12月26日初演、2幕形式のオペラ。(Anna Bolena)〕」のアンナ、1831年にはミラノでベッリーニの「」のアミーナと「ノルマ」のタイトルロールをそれぞれ初演で演じている。
パスタはイタリアで歌唱の指導にも携わった。彼女の有名な生徒にはコントラルトのエマ・アルベルタッツィ〔訳注:1814年生まれ、イギリスの舞台歌手。姓はイタリア人と結婚したことから。結核髄膜炎と思われる病気で夭折した。(Emma Albertazzi)〕、ソプラノのマリアンナ・バルビエーリ=ニーニ〔訳注:1818年生まれ、イタリアの歌手。1840年から1856年にイタリアのオペラハウスで活躍した。(Marianna Barbieri-Nini)〕とパスタの指導の記録を回顧録に綴ったイギリスのソプラノ、アデレード・ケンブル〔訳注:1815年生まれ、ヴィクトリア朝の歌手。役者を多数生んだケンブル一家(Kemble family)の生まれであった。(Adelaide Kemble)〕がいる。また彼女はパスタが完全に引退した後に、浅はかにも慈善演奏会のためにロンドンへ来たことを記録している。ケンブルは仲間の歌手であるポーリーヌ・ガルシア=ヴィアルドに現在パスタの声はどのような具合なのかをたずね、こうのような答えを得た。「めちゃくちゃよ、だけどレオナルドの『最後の晩餐』と同じようなものね。」
パスタはイタリア、コモ県の町ブレーヴィオで68歳で亡くなっている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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