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ジョアン・ベーロ級フリゲート : ウィキペディア日本語版
ジョアン・ベーロ級フリゲート[じょあんべーろきゅうふりげーと]

ジョアン・ベーロ級フリゲート () はポルトガル海軍フリゲートである。コマンダン・ジョアン・ベーロ () とも。
== 概要 ==
本級は、フランスのコマンダン・リヴィエル級フリゲートの設計を採用している。建造はフランスで行なわれ、4隻が就役した。1970年代植民地ポルトガル海上帝国)が相次いで独立を宣言し、植民地戦争を戦っていたころは、アフリカ沿岸に出撃している。
1990年代中盤には近代化改修が行なわれた。この改修は下記の内容を含んでいた。
* C4I化: 海軍戦術情報システムSEWACO-FD戦術情報処理装置およびリンク 11)の導入。
* 水測・水雷兵装の換装: 旧式のDUBA-3ソナーにかわって新型のSQS-510を搭載、またフランス製の550mm魚雷発射管および305mm対潜臼砲にかえて標準的なMk.32 mod.5 324mm3連装魚雷発射管を搭載。
* 電子戦装置の換装: ARBR-10にかえてAPECS-II/700 EWを搭載、またAN/SLQ-25ニクシー 対魚雷デコイも搭載された。この代償としてMle.53 100mm単装砲×1門を撤去した。
なお、艦載機の運用設備(ハンガーおよび飛行甲板)の設置も考慮されていたが、コスト面の問題から、最終的に断念された。
3番艦「コマンダン・ロベルト・イヴァンス」(F482)が事故によって早期退役した以外は、3隻ともにゼロ年代の中盤ないし後半まで就役を継続したのち、オランダより購入した中古のカレル・ドールマン級フリゲートによって代替されて、2008年までに運用を終了した。退役艦のうち2隻(1番艦および4番艦)はウルグアイ海軍において再就役している。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ジョアン・ベーロ級フリゲート」の詳細全文を読む



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