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ジョアン・ボスコ
ジョアン・ボスコ・ディ・フレータス・ムッチ(、1946年7月13日 - )は、ブラジルのMPB歌手、ギタリスト、作曲家。ジョアン・ボスコとして知られる。 ==人物== ミナスジェライス州のポンチ・ノヴァにアラブ系移民の子として生まれた。リオデジャネイロへ出たときエンジニアの仕事をしていたが、詩人アルヂール・ブランキとコンビを組み、1972年に自作曲「バラ・コン・バラ」をはじめ、「メストリ・サラ・ドス・マーリス」、「酔っ払いと綱渡り芸人」などがエリス・レジーナにレコーディングされ成功を収めた。間もなく自身も卓越したヴォーカリスト、ダイナミックなパフォーマーとして賞賛されるようになった。ブラジルではギター演奏が盛んな国だが、中でもライブでの彼のソロ演奏は特筆すべきパフォーマンスとして知られ、1983年のライブアルバム『100ª Apresentação』は評価が高い。 ジョアン・ボスコはアメリカのジャズに影響された、「アラブ文化、アフリカ系アメリカ音楽、ブラジルのボサノバスタイルの融合」で有名となった。なお彼自身は、その中でも最も自分に影響を与えたのは、サンバの母とも称えられるクレメンチーナ・ヂ・ジェズースであると語っている。彼女の影響によりサンバのルーツ、また一形態であるパルチールド・アルトやアンゴラ起源のジョンゴをベースとするなど、アフロ色の強い曲が多い。 彼の3巻のソングブックの序文でアルミール・シェジアッキ(Almir Chediak)は、「才能ある作曲家ジョアン・ボスコの旋律的、和声的な構造は、ブラジル音楽の中でも最も幸福なもの」と論評している 〔Almir Chediak, ''Songbook'' ( three volumes, third edition ), Rio de Janiero: Lumiar Editoria, 2003, ISBN 858542687X, 8585426896, 8585426888 - 約300ページ、本文記事、写真、楽譜(歌詞付)。基本的にはメロディラインのみを記載し、コードリファレンスが追加されている。ギタータブ譜も同様に掲載。ボスコはリズミカルなルバート奏法の達人なので、正確なリズム表記は貴重。第二巻のかなりの分量の記事「ジョアン・ボスコの作品」 "A obra de Joâo Bosco" は、ズーザ・オーメン・ヂ・メロ(Zuza Homem de Mello)によるボスコの創作についての鑑識眼あふれる分析(ポルトガル語)。〕 。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ジョアン・ボスコ」の詳細全文を読む
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