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『ジョジョの奇妙な冒険 Part8 ジョジョリオン』(ジョジョのきみょうなぼうけん パート8 ジョジョリオン、''JOJO'S BIZARRE ADVENTURE Part8 JoJolion'')は、荒木飛呂彦による漫画作品。漫画作品『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの一部で、第8部(Part8)にあたる。漫画は集英社の青年向け漫画雑誌『ウルトラジャンプ』にて2011年6月号(2011年5月19日発売)より連載されており、単行本は2016年3月現在12巻まで刊行されている。 == 概要 == 大震災によってできた謎の隆起物「壁の目」より出現した記憶喪失の主人公・東方定助を取り巻く物語であり、「呪い」を解く物語であるとされている。 Part4と同じ地名のM県S市杜王町が舞台で、似た名前の人物も登場しているが、関連性は無く、全く別の住人の物語であると作者は言及している〔荒木飛呂彦・著『ジョジョリオン』 第1巻、表紙カバー〕。東日本大震災の被災地を思わせる舞台設定について、作者は「舞台を杜王町にすることはもともと決めていたのですが、構想の段階で震災が起きました。杜王町は仙台市がモデルなので避けて通ることは出来ませんでした。」と述べている〔『朝日新聞夕刊』2011年7月2日『震災後の世界 マンガに 「ジョジョリオン」など 』〕。なお、仙台市は作者の出身地である。 また、「ジョジョリオン」という作品名については作者が次のように説明している。 本作の舞台となる杜王町は物語の中でM県S市紅葉区にある町とされている。町の名産品は牛たんミソ漬けで〔『ジョジョリオン』第1巻 p.13〕、別荘地帯と観光およびマイクロ・チップ部品製造産業が主な財源となっている〔。町は大震災で深刻な被害を受けた上に、地面の下から隆起してきた「壁の目」によってライフラインが絶たれたのが大きな問題となっている。 作中では、大震災の日の夜に、まるで海から来る何かを守る様に突如地面が隆起して「壁」が出現し、その後町の小学生により「壁の目」と名付けられたとされている〔。その高さは1 - 3m(特に高い部分は15m)、幅は5 - 8m、距離は全長10kmにも及び、これによって道路・水道・電気・ガスなどが遮断されている〔『ジョジョリオン』第1巻 pp.16-17〕。 第2話で杜王銘菓として登場した「ごま蜜団子」は実際にある岩手県の和菓子店が製造している「生菓子〔劇中と同じく8個入りと16個入りがある。〕」がモデルで、2012年に開催された原画展ではパッケージを「ごま蜜団子」に変えた商品が限定販売された〔松栄堂公式サイト 〕。 2013年12月5日、第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ジョジョリオン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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