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ジョゼフ・フランソワ・デュプレックス : ウィキペディア日本語版 | ジョゼフ・フランソワ・デュプレクス
ジョゼフ・フランソワ・デュプレクス(Joseph François Dupleix, 1697年1月1日 - 1763年11月10日)は、フランス領インド総督。1715年にムガル朝のインドに渡り、インド生まれの女性と結婚してインド事情によく通じた。オーストリア継承戦争(第一次カーナティック戦争)で活躍した。 == 生涯 == 1697年、フランス北部ランドルシーの商人の家に生まれた。父の勧めでカナダやインドに旅行し、1720年、ポンディシェリのフランス東インド会社に入った。1730年、ベンガルのシャンデルナゴル長官に抜擢され、1742年にはその才能を認められてフランス領インド総督に任命された。 デュプレクスはフランス士官によってインド人歩兵にヨーロッパ式の操銃訓練を施し、騎馬戦中心のインド諸侯との戦闘で大きな威力を発揮した。これによってインド諸侯間の争いに介入し、多くの諸侯を傘下に収めた。 インドでは1744年に始まったオーストリア継承戦争ではライバル関係にあるイギリス東インド会社に対して優勢な戦いを進め、英領マドラスを占領したが、1748年本国で和平が成立した(アーヘンの和約)。インドにおける戦いは第一次カーナティック戦争(1744年 - 1748年)と呼ばれる。戦後もハイデラバード王国の争いに介入しているが、本国と意見が合わず、1754年インドでの出費を嫌う本国政府に解雇され、1763年パリで貧窮のうちに亡くなった。
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