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ジョン・ウィーラー=ベネット : ウィキペディア日本語版
ジョン・ウィーラー・ベネット
ジョン・ウィーラー・ベネット(Sir John Wheeler Wheeler-Bennett, 1902年10月13日 - 1975年12月9日)は、イギリスの歴史学者。ドイツ現代史専攻。
ケント州生まれ。ニール・マルコム(Neil Malcolm)将軍の側近や国際連盟宣伝部職員を経て、1924年から王立国際問題研究所の情報部長として''Bulletin of International News''の編集に携わった。また1927年から1934年までベルリンに滞在し、ワイマール共和国の崩壊とヒトラーの登場を目の当たりにした。またこの時期にヒンデンブルクの評伝やブレストリトフスク条約に関する著作を刊行し、歴史家としての地位を確立した。
第二次大戦中は、イギリス情報省Ministry of Information)およびイギリス外務省に勤務した。戦後、1946年から1950年まで在野の歴史家でありながらオックスフォード大学で教えた。その後、公文書館の歴史顧問として公文書編纂に携わった。1972年、イギリス学士院会員に選ばれた。
==著作==

*''Knaves, fools and heroes in Europe between the wars'', Macmillan, 1974.
*''A wreath to Clio: studies in British, American and German affairs'', Macmillan, 1967.
*''John Anderson, Viscount Waverley'', Macmillan, 1962.
*''King George VI: his life and reign'', Macmillan, 1958.
*''Three episodes in the life of Kaiser Wilhelm II'', Cambridge University Press, 1956.
*''The nemesis of power: the German Army in politics, 1918-1945'', Macmillan, 1953.
 *『権力のネメシス―国防軍とヒトラー』、山口定訳、みすず書房、1984年
 *『国防軍とヒトラー 1918-1945』、山口定訳、みすず書房、1961年
*''Munich: prologue to tragedy'', Macmillan, 1948.
 *『悲劇の序幕―ミュンヘン協定と宥和政策』、酒井三郎訳、日本出版サービス、1977年
*''Brest-Litovsk: the forgotten peace, March 1918'', Macmillan, 1938.
*''The Treaty of Brest-Litovsk and Germany's eastern policy'', Clarendon Press, 1939.
*''Hindenburg: the wooden Titan'', Macmillan, 1936.
 *『ヒンデンブルクからヒトラーへ―ナチス第3帝国への道』、木原健男訳、東邦出版社、1970年
 *『木彫りの巨人―ドイツ現代史の20年』、木原健男訳、東京中央書籍、1963年
 *『ヒンデンブルグの悲劇―崩壞から再建への獨逸』、木原通雄訳、東晃社、1940年
*''The pipe dream of peace: the story of the collapse of disarmament'', H. Fertig, 1935.
*''The disarmament deadlock'', George Routledge, 1934.
*''The wreck of reparations: being the political background of the Lausanne Agreement 1932'', G. Allen, 1933.
*''Disarmament and security since Locarno, 1925-1931: being the political and technical background of the General Disarmament Conference, 1932'', G. Allen & Unwin, 1932.

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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