|
ジョン・ステイナー(Sir John Stainer, 1840年6月6日 - 1901年3月31日はイングランドの作曲家・オルガニスト。 サウスワーク出身。セントポール大聖堂の聖歌隊員を務め、16歳で、タンベリーに新設されたセント・マイケルズ・カレッジのオルガニストに任命される。1860年にオックスフォードのモードリン・カレッジのオルガニストに就任するが、1872年にセントポール大聖堂に移籍した。聖歌隊の訓練や、オルガン奏者としての基準の設定といった、聖公会のためのステイナーの活動は、こんにちにも影響を残している。教育界でも活躍し、1889年にオックスフォード大学音楽科教授に就任し、西欧中世の音楽の先駆的な研究を指揮した。作曲家としては膨大な数の宗教曲を、玉石混淆ながらも残しており、カンタータ《磔刑''The Crucifixion'' 》やアーメン・コーラスのほか、たくさんの賛美歌がある。《磔刑》は、評論界からの嘲りにもかかわらず、イギリスの多くの聖歌隊のレパートリーに生き残り、聖週間の受難カンタータとして演奏されている。 1871年に、H.R.ブラムリー師と協同で『新旧のクリスマス・キャロル集''Christmas Carols New and Old'' 』を編集・出版しており、その中には、こんにちでも英語圏でクリスマスに好んで歌われ、あるいは演奏される、24の定番のキャロルが収録されている。 因みに、小栗虫太郎の衒学的奇書「黒死館殺人事件」の作中にステイナーの名が現れている。 == 参考文献 == * Peter Charlton - ''John Stainer and the musical life of Victorian Britain'' (Newton Abbot: David & Charles, 1981) * H. R. Bramley (ed. words) J. Stainer (ed. music) ''Christmas Carols, New and Old'' (London, Novello, 1871) * ''The Oxford Book of Carols'' (Oxford University Press, 1928), pp. xvi-xvii. 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ジョン・ステイナー」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|