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ジョン・スモルツ : ウィキペディア日本語版
ジョン・スモルツ

ジョン・アンドルー・スモルツJohn Andrew Smoltz , 1967年5月15日 - )は、メジャーリーグベースボールの選手。ポジションは投手アメリカ合衆国ミシガン州ウォーレン出身。
アメリカ野球殿堂入りしたかつての名二塁手、チャーリー・ゲーリンジャーは叔父にあたる〔Retrosheet 〕。
== 経歴 ==

=== 初期の活躍(1987年 - 1999年) ===
1985年のMLBドラフトデトロイト・タイガースから22巡目に指名を受け入団。8月12日ドイル・アレクサンダーとのトレードでアトランタ・ブレーブスへ移籍、7月23日にメジャーデビュー。1年目は2勝7敗、防御率5.48だった。2年目のにメジャーに定着し、ハンク・アーロンエディ・マシューズらに次いで球団史上3番目の若さで、投手としては球団史上最年少でオールスターゲームに選出された。12勝を挙げ、防御率2.94は球団史上フィル・ニークロが1978年に2.88を記録して以来の低さだった〔。
6月6日まで2勝11敗、防御率5.16と不調だったが、その後は12勝2敗、防御率2.62と持ち直し、シーズン通算で14勝13敗、防御率3.80を記録し、チームの9年ぶりの地区優勝に貢献。ピッツバーグ・パイレーツとのリーグチャンピオンシップシリーズでは3勝3敗で迎えた第7戦に先発、6安打完封勝利を挙げてアトランタ移転後初となるリーグ優勝を果たした。ミネソタ・ツインズとの前年地区最下位チーム同士のワールドシリーズでは第4戦と第7戦に先発、共に少年時代の憧れの投手だったジャック・モリスと投げ合い、計14.1回を投げ防御率1.26と好投したが、チームは3勝4敗で敗退。
5月24日モントリオール・エクスポズ戦で15三振を奪いウォーレン・スパーン1960年にマークした1試合奪三振球団記録に並んだ。また7月5日から7月22日にかけてこの年のリーグ最長となる29回連続無失点をマークしている〔。15勝、リーグ1位の215奪三振を記録し、チームも2年連続で地区優勝を果たす。前年に続きパイレーツとの対戦となったリーグチャンピオンシップシリーズでは2勝を挙げて2年連続のリーグ優勝に貢献し、シリーズのMVPを受賞した〔1992 NL Championship Series - ATL vs. PIT - Baseball-Reference.com 2008年1月12日閲覧.〕。トロント・ブルージェイズとのワールドシリーズ第5戦でシリーズ初勝利を記録したが、チームは2勝4敗で敗退〔http://www.baseball-reference.com/postseason/1992_WS.shtml 1992 World Series - TOR vs. ATL - Baseball-Reference.com]
2008年1月12日閲覧.〕。
は2年連続の15勝・200奪三振を記録した。同年グレッグ・マダックスが加入し、トム・グラビン22勝、マダックス20勝、スティーブ・エイベリーが18勝を記録し、20世紀の球団史上初の15勝カルテットを形成し、球団史上最多の104勝で3年連続の地区優勝。フィラデルフィア・フィリーズとのリーグチャンピオンシップシリーズでは第4戦に先発し、6.1回で10奪三振を記録したが敗戦投手となり、チームも2勝4敗で敗退し3年連続のワールドシリーズ進出はならなかった。
は6勝10敗と不本意な成績に終わり、9月4日に右肘を手術した〔。1994年から1995年のMLBストライキ明けのに復活を果たし、12勝7敗、野茂英雄に次ぐリーグ2位の193奪三振を記録。奪三振率は9を上回り球団史上初の快挙となった。チームは2位に21ゲームの大差をつけて地区優勝し、同年から導入されたディヴィジョンシリーズリーグチャンピオンシップシリーズも圧倒的な強さで勝ち進み、3年ぶりのワールドシリーズに駒を進めた。レギュラーシーズンで100勝、2位に30ゲーム差を付けたクリーヴランド・インディアンズとの対戦となったワールドシリーズでは第3戦に先発したが、2.1回を投げ4失点で降板。登板はこの1試合のみに終わり活躍はできなかったが、チームは4勝2敗でインディアンズを破り、38年ぶり、アトランタ移転後初のシリーズ制覇を果たした。
は自己最高のシーズンとなった。初登板となった4月3日サンフランシスコ・ジャイアンツ戦では敗戦投手となったが、その後は6月19日にかけて球団新記録となる14連勝を達成。その間、4月・5月の2か月連続でピッチャー・オブ・ザ・マンスを受賞している。最終的にリーグ最多の24勝・276奪三振を記録し、サイ・ヤング賞を初受賞した。は15勝12敗、241奪三振。シルバースラッガー賞を初めて受賞した。
は2回の故障者リスト入りを経験したが、7月と9月は4勝0敗をマークした。17勝3敗で勝率がリーグ1位、1995年マダックスの.905に次ぐ球団史上2位〔Atlanta Braves Pitching Leaders - Baseball-Reference.com 2008年1月12日閲覧.〕の.850。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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