翻訳と辞書
Words near each other
・ ジョン・メイン
・ ジョン・メリウェザー
・ ジョン・メリック
・ ジョン・メルビー
・ ジョン・メレンキャンプ
・ ジョン・メンサー
・ ジョン・メージャー
・ ジョン・メースフィールド
・ ジョン・メーヨー
・ ジョン・モアザン
ジョン・モウ
・ ジョン・モウブレイ
・ ジョン・モウブレー
・ ジョン・モウブレー (ノーフォーク公)
・ ジョン・モウブレー (第2代ノーフォーク公)
・ ジョン・モウブレー (第3代ノーフォーク公)
・ ジョン・モウブレー (第4代ノーフォーク公)
・ ジョン・モクスリー
・ ジョン・モスカ
・ ジョン・モスビー


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

ジョン・モウ : ウィキペディア日本語版
ジョン・モウ

ジョン・モウ(、1764年 - 1829年)はイギリス鉱物学者。彼はこの分野において実地的な研究手法を取り入れたことで知られる。
== 生涯 ==
モウは1764年にダービーでサミュエル・モウの息子として生まれた。母親は彼が10歳の時に死に、バイトン生まれの後妻フランシスが彼を育てた。彼は若いうちは15年間、船乗りとして過ごしたようである。1790年、サンクトペテルブルクとの貿易を行なう商船「トレント」の船長となった。
1793年、モウはダービーの石工リチャード・ブラウン(1736年 - 1816年)の下に弟子入りし、1794年11月1日に彼の娘サラと結婚した〔。「ブラウン・アンド・モウ」は1797年にコベント・ガーデン近くで開いていた小売店の名前で、その店はダービーシャーの大理石を使ってダービーの工房が製作した品々を販売していた。1794年に始められたこの事業で、モウは支配人を務めた。ダービーシャーの鉱石で作られたダービーシャーの地層の地質学的説明図は、かつては全てが製作したものと考えられてきたが、現在ではダービー博物館にあるいくつかについては、ブラウン・アンド・モウが実際に製作したものと思われている。
18世紀末に彼は、イングランドスコットランドの殆どの鉱山を旅して回り、スペイン王の飾り棚用に鉱石を集めた。1800年、彼はに王立博物館の蛍石工房を持ったが、その周辺の鉱山に関して、代理人を通じてトーマス・ピアソンと争うことになった〔 - Peter S. Burr in the ''Mineralogical Record'', January 1994〕。
1804年8月、彼はポルトガルの摂政の宮の出資のもと、ラプラタ川への「商業的な実地調査の旅」に出かけた。彼の目的は、伸び悩んでいるブラジル経済に活力を与えるかもしれない金およびダイヤモンド産業の将来性を評価することだった。イングランドとスペインの間で戦争が勃発した頃、モウはカディスまで来ており、彼はそこで足止めされた上、病を得て死にかけた。彼は1805年3月にカディスからモンテビデオに出航し、到着するやイングランドのスパイとして投獄された。すぐに釈放はされたものの、抑留され、1806年にがモンテビデオを占領するまで解放されなかった。モウには、が率いるブエノスアイレスへの遠征隊が同行しており、彼らがモンテビデオに戻ると、一行はスクーナー船を買ってブラジルへと出帆し、途中サンタカタリナ島など様々な港へ立ち寄った。ブラジルでは、モウは摂政の宮によって歓迎された。摂政の宮はモウに、1809年から1810年にかけてミナスジェライスのダイヤモンド鉱山およびその他の内陸部に立ち入る許可を与え、また政府の記録文書の閲覧を許した〔。
モウは1811年にロンドンへ戻り、サマセット・ハウス近くのに店を開き、実地経験のある鉱物学者として有名になった〔。1813年、彼はの会員に選ばれ、1817年にはイェーナ鉱物学協会から学位を授けられた〔。
モウ夫妻は息子一人、娘一人をもうけた。息子のジョン・セイント・モウ(1797年 - 1820年)は22歳で没し、母親のサラは遺言状で息子の隣に葬られることを望んだ。娘はアントニー・ティシントン・タトロー(1789年 - 1828年)と結婚し、彼は1816年にチェルトナムの店でモウの共同経営者となった〔。
モウは1829年10月26日にロンドンで没した。彼を記念する銘版がダービーシャーの教会にある。彼の事業は鉱物学者のによって〔、1840年までモウの未亡人サラとの共同事業として続けられた〔。サラは引退するまで「女王陛下御用達の鉱物学者」という肩書きを使った。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ジョン・モウ」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.