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スウェーデンの軍事 : ウィキペディア日本語版
スウェーデン軍[すうぇーでんぐん]
スウェーデン国防軍(スウェーデンぐん、Försvarsmakten)は、スウェーデンにおける国防軍である。陸軍・海軍・空軍の三軍で構成され、その他に補助組織としてスウェーデン郷土防衛隊が組織されている。スウェーデン国防省に所属する。
== 概要 ==
スウェーデンは非同盟中立の立場をとりつつ自国を守るため強力な軍隊を組織している武装中立の国家として知られる。
兵器の国産にも熱心で独自の潜水艦戦闘機戦闘車両などを開発し配備している。NATOには加盟していない。そのため、軍事費、兵器生産などは自国で負担する。近年は、軍事予算は削減しているが、規模は維持している。その背景には、ロシアなど東欧を中心とした政治的な不安定さがある。
スウェーデンの総人口は約900万人ほどと、ニューヨーク市東京23区程度にとどまるので、三軍の正規軍の規模はそれほど巨大ではない。しかし、2010年7月1日には男子に対する兵役の義務が正式に廃止されたが、郷土防衛隊は3万以上を保有している。また実戦部隊は11万人おり、予備役は30万人にも及ぶ(2001年)。GDPに占める軍事支出は2%であり、冷戦終結後の主要先進国としてはやや高い割合である。徴兵制度を課していた時代には、良心的兵役拒否が合法化されており、代替役務が制度化されていた。現在の軍の課題としては、急速にその規模を縮小させられているにもかかわらず、海外派遣任務については変わらないか、むしろ増加していることによって、兵士の遣り繰りが困難になってきているという状態にある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「スウェーデン軍」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Swedish Armed Forces 」があります。



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