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『スティッキー・フィンガーズ』 (''Sticky Fingers'') は、1971年4月23日にリリースされたローリング・ストーンズのアルバム。本作は彼らが設立したローリング・ストーンズ・レコードからリリースした初のアルバムであり、ミック・テイラーは本作からフルに参加している。このアルバムに収録されている楽曲は全て後にライヴで一度以上取り上げられているが、そのようなオリジナルアルバムは『女たち』『ブラック・アンド・ブルー』と本作だけである。'Sticky Fingers'') は、1971年4月23日にリリースされたローリング・ストーンズのアルバム。本作は彼らが設立したローリング・ストーンズ・レコードからリリースした初のアルバムであり、ミック・テイラーは本作からフルに参加している。このアルバムに収録されている楽曲は全て後にライヴで一度以上取り上げられているが、そのようなオリジナルアルバムは『女たち』『ブラック・アンド・ブルー』と本作だけである。') は、1971年4月23日にリリースされたローリング・ストーンズのアルバム。本作は彼らが設立したローリング・ストーンズ・レコードからリリースした初のアルバムであり、ミック・テイラーは本作からフルに参加している。このアルバムに収録されている楽曲は全て後にライヴで一度以上取り上げられているが、そのようなオリジナルアルバムは『女たち』『ブラック・アンド・ブルー』と本作だけである。 == 経緯 == 本作のレコーディングは1970年3月に本格的に始まったが、1969年にアラバマ州のマッスルショールズ・スタジオで行ったレコーディング、及び1969年3月の「シスター・モーフィン」(『レット・イット・ブリード』のアウトテイク)も収録された。本作収録曲の大半は1970年の夏から秋にかけて、イギリス、スターグローヴスのミック・ジャガーの自宅に持ち込まれたモービル・スタジオで録音された。次作『メイン・ストリートのならず者』に収録された曲の初期ヴァージョンも、このレコーディング・セッションで録音された。 デッカ/ロンドンとの契約終了が近づき、ストーンズは自らのレーベルを設立することを決めた。デッカとの契約は1970年7月31日に終了し、その前日にはアラン・クレインとの契約も解除している。しかしながら、それまでの音源の権利はアラン・クレインと彼の会社アブコ・レコードの手に渡り、以降様々な編集盤がアブコからリリースされることとなる。 デッカは、ストーンズに対しシングルをもう一枚リリースする義務があると通知したが、それに対し彼らは「コックサッカー・ブルース」を提出した。同曲は、そのタイトルや歌詞の内容からとてもリリースできる物ではなく、デッカは代わりに「ストリート・ファイティング・マン」をシングルとしてリリースした。また、アブコは「ブラウン・シュガー」「ワイルド・ホース」の2曲に関しても権利を保有し、この2曲はベスト盤『ホット・ロックス』にも収録された。 最終オーヴァーダビングとミキシングは1971年1月に行われ、シングル「ブラウン・シュガー」は3月にリリースされた。同曲はアメリカで1位、イギリスでは2位の大ヒットとなる。『スティッキー・フィンガーズ』は4月にリリースされると世界中に好意的に受け入れられ、アメリカでは連続8週チャートのトップを独占した。「ワイルド・ホース」はアメリカのみでアルバムからの第二弾シングルとしてリリースされ、トップ30まで上昇した。この曲はキース・リチャーズと親交のあるグラム・パーソンズとフライング・ブリトー・ブラザーズによってカヴァーされている。 本作のアートワークは、アンディ・ウォーホルが手掛けた。ジャケットには本物のジッパーが取り付けられ、それを開くとブリーフが印刷されたカードボードが出てくる。このジャケットは論争を引き起こし、後にジッパー無しのジャケットがリリースされた。スペインではジッパージャケットが猥褻であるとされ、缶詰入りの女性の指が描かれた物に変更された。また、そのスペイン盤には、イギリス盤シングル「ブラウン・シュガー」のB面に収録された「レット・イット・ロック」(リーズ大学でのライヴ)のステレオ・ミックスも収録された(但しスペイン盤では、「スター・モーフィン」が歌詞の内容に問題ありとしてカットされた)。 2002年には「ローリング・ストーン」誌のグレーティスト・アルバム500で63位に、翌年のTVネットワークのVH1が本作を最も偉大なアルバム・ジャケットに選出し、グレーティスト・アルバムで46位となった。 ミック・テイラーは「ムーンライト・マイル」の作曲に大きく関与したが、クレジットされなかった。1989年には、ビル・ワイマンがアメリカ料理レストラン「スティッキー・フィンガーズ」を開店している。 1994年にヴァージン・レコードによるリマスターで再発され、2009年にはユニバーサル ミュージック グループにより更なるリマスターで再々発された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「スティッキー・フィンガーズ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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