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スティックボール : ウィキペディア日本語版
スティックボール
スティックボール (stickball) は、ゴム製のボールをほうきの柄のような棒(スティック)で打つ、野球によく似た路上スポーツ。主にアメリカの大都市部で行なわれている。本来は子どもの遊びであるが、大人になってプレイする者も多い。野球がプレイできる広場や空き地に恵まれない大都市において、路上で野球の楽しさを味わえるスポーツとして根強い人気を保っている。
== 起源と歴史 ==
スティックボールは、18世紀後半にイングランドで行なわれていたゲーム、例えばラウンダーズ (rounders) 、ワン・オールド・キャット (one old cat / catball) 、タウンボール (townball) などから発祥したとされている。また当時、イングランド南部やボストン植民地でプレイされていたストゥールボール (stoolball) とも関連すると考えられている〔"stickball" - ''Encyclopaedia Britannica'' 〕。
スティックボールが大都市の路上スポーツとして確立したのは、1920年代から1930年代にかけての大恐慌時代だったとされる。このスポーツが定着したのは、アメリカ東海岸北部の各大都市(ボストンニューヨークフィラデルフィアなど)だった。主にイタリア系ユダヤ系アイルランド系のアメリカ人若年層に広く普及した。
20世紀後半にはアメリカ東海岸北部のみならず、フロリダ州サンディエゴを中心とするアメリカ西海岸などにも普及した。ただ、もっともこのスポーツが盛んなのは、ニューヨークであり、ブロンクスブルックリンクイーンズの下町や移民の多い地区でスティックボールが多くプレイされている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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