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『スティーヴン・キングのキングダム・ホスピタル』(原題: ''Stephen King's Kingdom Hospital'')は、2004年にアメリカ合衆国・ABC(アメリカン・ブロードキャスティング・カンパニー)で放送された13話からなるミニシリーズ・テレビ映画である。日本では2004年にWOWOWが初放送した。2009年10月よりAXNミステリーで放送開始。本作はラース・フォン・トリアーのデンマークテレビドラマ 『キングダム』(原題:''Riget'')のリメイクであり、原作の舞台はコペンハーゲンだったのに対し、本作は製作総指揮および脚本を務めたホラー作家スティーヴン・キングの出身地であるアメリカ合衆国のメイン州に移されている。 == あらすじ == この物語はメイン州ルイストンに設定された架空の病院、キングダム・ホスピタルが舞台である。キングダム病院はアメリカ南北戦争の時代に軍服工場のあったところに建てられた。この工場は後に大きな火事に見舞われる。その後、その地には "オールド・キングダム" として知られる病院が建てられたが、これも火事で焼け落ちた。そして同じ地に建てられた現在の病院は "ニュー・キングダム" と呼ばれている。その深紅色に染められた短剣型の不吉な紋章は、この病院の「呪われた生い立ち」と、この先に何かが起こることを暗示するようだ。 自称霊能者のドゥルーズ夫人は、この病院をこれまで幾度も調べてきた。彼女は病院の職員から仮病使いだと思われている。病院の真実と病院に取り憑いている霊(最初の火事に関連して死んだ少女、オールド・キングダムでの恐ろしい人体実験に関わる少年、そして長い鼻先と鋭い歯が並ぶ大きな口を持つオオアリクイに似た奇妙な動物など)についての謎を明らかにするため、彼女はフック医師に助けを請う。 交通事故で頭部と脊髄に重傷を負った画家ピーター・リックマンは、昏睡状態のまま426号室に入院中である。彼は意識障害(と周りの人間は思っている)の中で恐ろしい光景を目の当たりにする。 この他、「キングダムの番人」という病院の秘密組織とそれに加入しようとする尊大な神経外科部長ステグマン医師の不正や狂気、若いエルマー医師と睡眠専門のローナ医師との間にところ構わず繰り広げられる恋のかけひきなどを織り交ぜて、フックやドゥルーズ夫人たちは次第にこのキングダムに隠された悲劇を知り、異次元の世界に引き込まれて行く。 この作品は、シリーズを通して原作とは異なったプロットと登場人物が設定されていることで知られる。製作総指揮および脚本を務めたキングはこれについて、「テレビのための小説化」と呼んでいる。 キング自身は第2シーズンの絵コンテを書き上げているといわれる。しかし第1話はABCにおけるドラマ初登場年間最高視聴率を受けるなど非常に高い評価を得たにもかかわらず、視聴率は急速に低下したため、ABCはCBSテレビの人気ドラマCSIに対抗して番組を繰り(切り)上げざるを得なかった。 ジャンルはホラーという位置づけだが、コミカルなシーンも多いほか、医療ミスをめぐる裁判沙汰など、社会派的な要素もある。 なお、シリーズ全タイトルを収めたDVDが発売されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「スティーヴン・キングのキングダム・ホスピタル」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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