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ステディカム(英語:Steadicam)とは、カメラマンがカメラを持って歩いたりあるいは車載した際に、その移動によって生じるブレや振動を抑え、スムーズな映像を録ることを目的に開発されたカメラスタビライザー(カメラ安定支持機材)である。 スムーズな移動映像を撮影するためには、それまではレール上の台車やクレーンにカメラを載せて移動するという大掛かりな手段しかなかった。しかし、ステディカムの登場によって、カメラマンが手持ちカメラのまま走ったりしても容易に滑らかでスムーズな移動映像が撮影できるようになった。 映画やテレビドラマ、スポーツ中継、風景や世界遺産の映像作品などの撮影現場まで広く使用されている。 == 概要 == 基本構造はカメラを載せるスレッド、そのスレッドを支持するアーム、そしてアームを接続するためのカメラマンが着用するベスト、の3つからなる。 スレッドにはジンバル(英語::en:Gimbal)と呼ばれる水平架が装備され、このジンバルの上にカメラ、下にその平衡おもり(カウンターバランス)としてカメラのバッテリーやモニターが装着される。 アームはバネやプーリーが内蔵されて上下動し、その上下動によって歩行などによる振動を吸収する。 ベストには腹部にアームを接続するためのソケットが付いており、このソケットの向きを変えることでステディカムがカメラマンの体から見て左側に来るか右側に来るかを変更できる。このステディカムの取り付け向きはカメラマンの利き手や好みによって変えるほか、狭いスペースでの撮影において撮影対象がカメラ位置のどちら側に位置するかによって決定される。(ステディカムのメーカー出荷時はカメラマンの左手側にステディカムが来る設定になっている) 言葉としてのステディカムは、「安定した」を意味する英語の「ステディー(Steady)」と「カメラ(Camera)」を組み合わせた合成語で、ステディカム製造元であるアメリカのティッフェン社(英語:Tiffen Manufacturing Corporation)が商標をもっているため、他社がステディカムという単語を使用することはできない。 したがって、他社ではカメラスタビライザー、カメラ安定支持機材、防振激減装置あるいは免振装置などと様々に称する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ステディカム」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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