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スティーブン・ジェームズ・ストラスバーグ(Stephen James Strasburg, 1988年7月20日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンディエゴ出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。現在は、MLBのワシントン・ナショナルズに所属している。代理人はスコット・ボラス。 == 経歴 == === アマチュア時代 === 1988年、カリフォルニア州サンディエゴで生まれる。ウェスト・ヒルズ高校(West Hills High School)時代には精神面での不安定さ〔全米1位指名→即メジャーデビュー!? 上田龍の「Called Shot!」日米野球界、快&怪人物列伝〕と110kg以上の体重過多〔Jeff Passan/木村愛 「ドラフト史上最強投手 スティーブン・ストラスバーグ」 『月刊スラッガー』2009年6月号、日本スポーツ企画出版社、2009年、雑誌15509-8、18-22頁〕により十分な結果を出せず、2006年のMLBドラフトでは指名されなかった。 唯一ストラスバーグに奨学金を提示したサンディエゴ州立大学に進学後、デーブ・オウトンコーチに「Slothburg(Sloth=怠け者)」と命名されるなど尻を叩かれ〔浜雄一郎「ストラスバーグ&ハーパー 怪物伝説」『月刊スラッガー』2012年8月号、日本スポーツ企画出版社、2012年、雑誌15509-8、13頁。〕、徹底したランニングにより減量に成功。体重の減少に伴い、直球の球速は上がっていった。入学時に91mph(約146km/h)だった最高球速は、100mph(約161km/h)にまで到達した。大学1年目はリリーフだったが、2年目から先発投手に転向し、8勝3敗、防御率1.57、97.1イニングを投げて133奪三振という成績を残す。同年にはベースボール・アメリカ誌が選ぶオール・アメリカンに選出された。 にはユタ大学戦で1試合23奪三振を記録。北京オリンピックでは、アマチュア選手としてただ一人野球アメリカ合衆国代表に選出され、世間の注目を集めた。オリンピックでは予選リーグのオランダ戦と準決勝のキューバ戦に登板し、1勝1敗、防御率1.67の成績でアメリカ代表の銅メダル獲得に貢献した。北京五輪に先立ってチェコで行われた第4回世界大学野球選手権大会にも米国代表として出場。準決勝では完封勝利を収め、米国の3連覇に貢献した。 アマチュアNo.1投手として地位を築いた2009年シーズンでは前年より更にレベルアップした投球を披露し、13勝1敗、防御率1.32、109回を投げて195奪三振という圧倒的な成績を残した〔San Diego State 2009 Baseball Statistics 〕。5月8日の空軍士官学校戦では17奪三振を奪い、ノーヒットノーランを達成した〔“うなる160キロ”噂の大学生ノーヒットノーラン Sponichi Annex(2009/05/10)〕。 同年のMLBドラフトが近付くにつれ、米メディアは「45年の歴史を持つMLBドラフト史上で『最高の選手』」と報じるようになり、前年度勝率最下位のワシントン・ナショナルズによる全体1位指名は確実視されていたが、代理人のスコット・ボラスが、2006年オフにポスティングシステムでボストン・レッドソックスに入団した松坂大輔の事案を引き合いにドラフト史上最高額〔過去最高額は2001年にシカゴ・カブスと契約を結んだマーク・プライアーの1050万ドル。〕の総額5000万ドルを要求していることが報じられ〔ストラスバーグ投手50億要求か ドラフト目玉でボラス氏 47NEWS(2009/04/01)〕、財政力に乏しいナショナルズとの契約成立は不安視された。 2009年MLBドラフトにおいて、ナショナルズにより全体1位で指名を受ける。ナショナルズのリッツGM代行は契約成立に自信を見せたが、ボラスは交渉が不調に終われば1年間の野球浪人も辞さないという強気な姿勢を示し、その場合は独立リーグ、あるいは日本球界でプレーさせる可能性を示唆した〔いの1番166キロ腕 50億円要求 Sponichi Annex(2009/06/11)〕。 2009年7月14日、大学最優秀選手に贈られるゴールデンスパイク賞を受賞した。 ドラフト指名選手の交渉期限直前の8月17日深夜、ナショナルズとドラフト史上最高となる4年総額1510万ドルで契約に合意した〔Strasburg signs with Nats for $15.1 million FOX Sports on MSN(英語),2009年8月18日閲覧〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「スティーブン・ストラスバーグ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Stephen Strasburg 」があります。 スポンサード リンク
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