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すねこすり
すねこすりは、岡山県に伝わる妖怪の一種。人間の歩きを邪魔するとされる。 == 古典的な伝承 == 博物学者・佐藤清明による著書『現行全国妖怪辞典』(1935年刊行)によれば、岡山県小田郡に伝わる妖怪で、犬の姿をしており、雨の降る夜に現れ、夜中道を歩いている人の股間(足の間)をこするとされる。こすられた人間は歩きにくくなってしまうが、それ以外に特に危害を受けることはない。妖怪研究家・化野燐によれば、すねこすりの最古の記録はこの『現行全国妖怪辞典』が初出とされる。 また同県井原市の民間伝承によれば、すねこすりは同市七日市町の井領堂という辻堂のそばに現れ、通行人のすねの間をすり抜けたといい、やはりイヌの形をしていたという〔。 岡山県後月郡芳井町(現・井原市)には似たものですねっころがしという、夜の闇にまぎれて歩行者の足をひっぱって転ばせる妖怪の伝承があり、すねこすりが人に特に危害を加えないという説とは異なり、すねっころがしのために転倒して子供が鼻を痛めた話もあるという〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「すねこすり」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Sunekosuri 」があります。
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