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スピロ化合物(スピロかごうぶつ、)は、ただ一つの原子に結合した環を有する二環式有機化合物である。スピロ環化合物またはスピロ環式化合物とも呼ばれる。環が結合している原子はスピロ原子とも呼ばれる(ほとんどの場合は四級炭素である)。全てのスピロ化合物は接中辞「spiro」と、それにスピロ原子自身を除いた小さい方の環内の原子数と大きい方の環内の原子数を含む角括弧が続く。数字はドットによって分けられる。例えば、下図の化合物Aは1-bromo-3-chlorospirodecan-7-ol、化合物Bは1-bromo-3-chlorospirodecan-7-olと呼ばれる。シクロヘキサン環とシクロペンタン環からなるスピロ化合物はspirodecaneと呼ばれる。この命名法は1900年にアドルフ・フォン・バイヤーによって提唱された〔 〕。 スピロ化合物の例としては、スピロペンタジエンがある。 ==アセタール== 環状ケトンとジオールあるいはジチオールのアセタールはスピロ化合物である。例えばスピラプリルは1,2-エタンジチオールから形成される5員環を持つ。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「スピロ化合物」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Spiro compound 」があります。 スポンサード リンク
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