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スプリングフィールド原子力発電所(Springfield Nuclear Power Plant)は、アメリカ合衆国のテレビアニメシリーズ『ザ・シンプソンズ』に登場する架空の原子力発電所である。 Charles Montgomery Burnsの所有するこの原子力発電所は100 Industrial Wayにあり、スプリングフィールド一帯の電力をまかなっているが、所有者や従業員のミスで地元住民や自然環境がしばしば危険にさらされる。 == 概要 == この発電所の核であるFissionator 1952 Slow-Fission Reactorの動作が悪く、メンテナンスもあまりなされていないのは、Fissionator 1952 Slow-Fission Reactorが342以上の違反をなし、発電所を止めるだけでも5600万ドルかかると考えたバーンズの無関心によるところが大きい。一度ドイツの企業に買収されたが、一般的な安全基準値に改善するためには莫大なコストが掛かる事と判明し、バーンズの狡猾な交渉によって買収額の半値で売却させられている。 そのためか、メルトダウン未遂になったことが何度かあり、建物の底に光るネズミがいたり、本来蒸気しか出さないはずの冷却塔から放射性物質を含んだ緑色の煙やガスが漏れ出たり、第204話でその冷却塔に入っていたひびに従業員がガムを詰めて直したり、パイプやドラム缶から放射性廃棄物が垂れ流されたり、放射性廃棄物が子供の遊び場にあったり、プルトニウムが文鎮代わりに使われたり、発電所の境界線の放射能の量がガイガー=ミュラー計数管が危険だと示すところまであったり、発電所の土地に人骨が埋まってあったり、警報装置が作動しても従業員が何の行動を起こさなかったり、放射能によって三つ目の魚や巨大蜘蛛といった突然変異が発生したりと、安全管理はずさんなものであり、ある回では非常口が実際のものではなく絵に書いてあっただけだったことも判明した。 また、オープニングにおいてホーマーが作業着の背中についた光るプルトニウムの延べ棒を道路に捨てているという場面がある。 そのホーマーも『ホーマー辞典』(原題:Homer Defined)や『キングサイズのホーマー』(原題:King-Size Homer)といった回では3度も原発事故を回避し、己の武勇を見せた。 スプリングフィールド原子力発電所の外観や不品行は、しばしばマット・グレイニングの故郷であるオレゴン州ポートランドにあるトロージャン原子力発電所かワシントン州南東部にあるハンフォード・サイトを基にしたのではないかとうわさされるが、グレイニングの広報担当者であるアントニア・カフマンは彼がこのようなうわさを否定し、実在の原子力発電所を基にしていないと話している。 なお、トロージャン原子力発電所は1976年に操業を開始したが、設備と点検が貧弱であり蒸気発生装置が漏洩を起こしたため1993年に閉鎖。ただし、発電所からの移転はあった。2006年5月21日には冷却塔が取り壊された〔Tower of Oregon's only nuclear plant goes down 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「スプリングフィールド原子力発電所」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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