|
スプリントカップ・シリーズ (Sprint Cup Series) は、NASCARが主催するストックカーレースのトップ・カテゴリー。 == 概要 == 1949年にストリクトリー・ストック・シリーズ (Strictly Stock Series) としてスタートし、翌1950年にグランドナショナル・シリーズ (Grand National Series) と改名された。1972年からタバコメーカーのR.J.レイノルズ・タバコ社の協賛で、ウィンストンカップ・シリーズ (Winston Cup Series) として行われたが、2004年からスプリント・ネクステル社がスポンサーとなり、ネクステルカップ・シリーズ (NEXTEL Cup Series) となった。なお2008年からはシリーズ名称をスプリントカップ・シリーズと改称した〔NASCAR.COM - Officials to announce series name change to Sprint Cup - Jul 6, 2007 〕。 ドライバーズ・チャンピオンシップは各レースの順位およびレースにおけるラップリード数で争われる。シーズンは二期に分割され、前半26レース終了時点でランキング12位までのドライバーは、それぞれ5ポイントずつの差にリセットされ、残る10レースを争う。このシステムはチェイス・フォー・ザ・チャンピオンシップ (''Chase for the Championship'') と呼ばれ、2004年に導入された。2010年にはジミー・ジョンソンがスプリントカップ5連覇を達成した。 シリーズを構成する多くのレースの起源はアメリカ合衆国南部にあり、南部で根強い人気を持つが、次第に成長し現在ではアメリカ合衆国における最も人気のある6つのプロスポーツの内の1つとなった。最も有名なデイトナ500は、2009年には約1,600万人がテレビで観戦した〔Jayski.com 2009 NASCAR Sprint Cup TV Ratings' Retrieved August 21, 2009〕。シリーズはカナダでも開催され、エキシビジョン・レースが日本とオーストラリアで開催された。 スプリントカップ・シリーズで使用される車両は、他の自動車レース車両と比較してユニークなものである。エンジンは200mph (320km/h) 以上の速度に達するほど強力であるが、その車重のため操作性は不十分である。ボディとシャシーはイコールコンディションを保つため厳密に規定される。また、エレクトロニクスは質実剛健なものである。 2007年シーズンから、コスト抑制や安全性向上などを目的にカー・オブ・トゥモロー(CoT)と呼ばれる新型車の導入を開始しており、2008年シーズンからは全レースでCoTが使われている。 2013年 スプリントカップにてカー・オブ・トゥモローの発展型「ジェネレーション-6(GEN 6)」を導入した。この新型車両は、それまでのCoT(以下GEN5)に比べてベース車両により近い外観を持ち、2006年までの車両に相当するメカニカルグリップを得る方針で開発された。 GEN6ではダウンフォースが増加した他、車体も軽量化している。エンジンフードとトラックリッドをカーボンファイバーとし、その重量はGEN5より150ポンド(68kg)削減された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「スプリントカップ・シリーズ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Sprint Cup Series 」があります。 スポンサード リンク
|