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スブタイ
スブタイ(スベエデイ、Sübe'edei/Sübütei、1176年 - 1248年)は、モンゴル帝国の軍人。ウリャンカイ部の出身。漢文では「速別額台」(スベエデイ)や「速不台」「雪不台」(スブタイ)とも表記され、ペルシア語資料では سوبداى بهادر Sūbdā'ī bahādur として表れる。名前に含まれるSübe'eは「脇腹」を意味する〔『モンゴル秘史 チンギス・カン物語』1、229-230頁〕。 同じチンギス・カン配下の軍人であるジェベ、ジェルメ、クビライ・ノヤンらとともに、「四狗」の一人に数えられる。 == 出自 == スブタイの出身であるウリャンカイ(Uryangqai, 兀良哈など)とは、元来中国東北部北部からシベリア南部にかけての森林地帯に住む狩猟民の凡称であったとみられている(後世になっても李氏朝鮮が女真族など北方ツングース系諸集団をオランケの呼称で呼んでいるという用例が知られる)。そのうち、12世紀頃にモンゴル高原に進出した一派がモンゴル諸部族の隷属集団として組み込まれたようで、『元朝秘史』の伝承によればブルカン岳周辺に先住し、モンゴル部族の遠祖ボドンチャル・ムンカクの頃に征服されてこれに隷従したとある。また『元史』「速不台伝」によればチンギス・カンの五世の祖であるトンビナイ・セチェンの時代に従属関係を結んだ事が述べられており、ジャライル部族と同様に最も早い時期にモンゴル部族集団と従属関係を結んだ、有力かつ大きないわゆる「譜代の隷臣」の部族集団であったと考えられている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「スブタイ」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Subutai 」があります。
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