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スペルチェッカ () は、コンピュータ上で書かれた文書に対して、各単語が正しく綴られているかを検証するソフトウェアである。基本的には表音文字を用いる言語に対して使われる。多くのスペルチェッカは、綴りの間違いを検出するだけでなく、綴りの訂正候補をユーザに提示する機能も持っている。スペルチェッカは、ワードプロセッサ・電子メールクライアント・電子辞書・検索エンジンといった大きなアプリケーションにおいて機能の1つとして組込まれていることもあれば、単独のアプリケーションとして提供されているものもある。 == 動作 == スペルチェッカは、文書中に存在する各単語を、自身に内蔵された辞書(語彙とも)と比較することにより動作する。単語が辞書の内に見つからなければユーザに誤りの可能性を指摘する。 誤りの可能性を指摘するだけでなく、多くのスペルチェッカでは、正しい綴りの候補を検索・提示するためのアルゴリズムも動作する。単純なアルゴリズムでは、綴りが似ている単語(技術的に言えば編集距離が小さい単語)を辞書から探し出してユーザに提示する。 スペルチェッカは、ユーザからの要求に応じて文書や電子メールの全体を一括で検証することもできるし、ワードプロセッサやテキストエディタの中には、文章の入力に応じてスペルチェッカが自動で動作して誤りの可能性を知らせるものもある(後者の場合は、ユーザの作業を妨げないように、単語に波線を引くなどの方法で知らせるものが多い)。 多くのスペルチェッカは多言語環境で動作可能である。ユーザがスペルチェッカに内蔵された語彙に無い単語を入力することはよくある。例えば、固有名詞(特に人名・企業名など)や頭字語のようなものである。この問題を解決するために、多くのスペルチェッカではユーザが独自の単語を辞書に追加できるようにしている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「スペルチェッカ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Spell checker 」があります。 スポンサード リンク
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