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スペル星人は、特撮テレビ番組『ウルトラセブン』に登場する、架空の宇宙人。別名「吸血宇宙人(きゅうけつうちゅうじん)」〔出版社用に円谷プロが製作した公式設定資料には当初、「別名・被爆星人」「特徴・全身ケロイドだらけ」と紹介されていた。後に前者は『吸血宇宙人』に変更され、後者は削除された。公式設定資料は、竹内博が作った『怪獣設定書』が元で、『怪獣設定書』は大伴昌司のグラビアなどで発表した物を纏めたもの(「1/49計画III 遊星より愛をこめて大全」竹内博インタビューより:12話会/2006年12月30日初版)。〕。 == 概要 == 第12話「遊星より愛をこめて」に登場。 *身長:1.7メートル - 40メートル *体重:60キログラム - 1万5千トン 惑星間戦争中のスペル星では、新兵器スペリウム爆弾の実験失敗により、惑星全土が放射能によって汚染された。汚染された自分達の血液に代わるものとして地球人の血液に着目したスペル星人は、地球人の姿に擬態して佐竹三郎と名乗り、採血機能と血液を結晶化する機能があるスペリウム金属製の腕時計(付けた人間は白血球が減少して倒れる)を、恋人となった女性にプレゼントする形でばら撒き、調査を行う。その後、女性の血液より子供の血液の方が純度が高いことを偶然発見し、子供をターゲットに変更する。山辺早苗(桜井浩子)という女性に近づき、同じように時計をプレゼントする。ところが彼女はアンヌ隊員の旧友だったため、倒れた女性達が付けていた腕時計を調査していたウルトラ警備隊に計画を察知。佐竹はダンとアンヌに尾行されアジトが知られ、「ロケットをかいて宇宙時計をもらおう」という子供をターゲットとした作戦もウルトラ警備隊がアジトに集まった子供達を追い返すことで阻止された。しかし地球人の血液があれば自分達が生き延びることができると確信したスペル星人は、アジトを破壊して巨大化。佐竹と名乗っていた星人は、早苗の弟シンイチを拉致して貯水池に逃亡するも、ソガ隊員のエレクトロHガンで撃たれて正体を現し巨大なスペル星人となる。 巨大化時には飛行能力を有するほか、目から発射する収束度の高い怪光線を武器とし、モロボシ・ダン隊員が搭乗するウルトラホーク3号を撃墜する。ウルトラセブンとの戦いでは、アイスラッガーを回避し、セブンを投げ飛ばす。 最後は円盤を破壊され、逃げようと空中へ飛び上がったところを、背後から二度目のアイスラッガーを受けて両断される。 *当初、シナリオでは甲虫型の宇宙人として描写されていたが、デザイン段階で人間型に変更された(詳しくは後述)。 *語源は昴より。脚本にも「スベル星人」とも書かれていた。 *未発表作品「宇宙人15+怪獣35」では、蘇った宇宙連合軍の一体として名前が確認されている。 *静止画による戦いは初代ウルトラマンのシーボーズ戦でも行われており、監督は同じ実相寺昭雄。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「スペル星人」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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