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スペースゴジラ (SpaceGodzilla) は、映画『ゴジラvsスペースゴジラ』に登場した架空の怪獣。 略称は「スペゴジ」〔一度だけだが本編中でもGフォースの結城晃から実際にそう呼ばれている。〕。別名は「戦闘生命」「宇宙凶悪戦闘獣」など。 この他、特撮テレビ番組『ゴジラアイランド』(1997年)、パチンコ『CRゴジラ3』にも登場している。 == 特徴 == ゴジラと酷似した外見を持つ。異なる点としては「ゴジラに比べ青みがかった体色」「鳴き声」「頭部に生えた黄色い角」「口元に生えた牙」「両肩から背中にかけて水晶状の大きな結晶体が2つ生えており、背びれと尻尾の先端も結晶化している」「腹部の筋肉や内臓がむき出しになっているように見える」等があげられる。肩の結晶体から宇宙エネルギーを得て活動するため、この部分が破損するとエネルギー供給に支障をきたして急速に弱体化し、エネルギーが尽きると絶命する。 権藤千夏の推論によると、「宇宙へ飛散したビオランテの細胞か、宇宙へ飛び立ったモスラに付着していたゴジラの肉片かは定かではないが、いずれかに含まれていたG細胞がブラックホールに飲み込まれて結晶生物と恒星の爆発エネルギーを吸収、ホワイトホールから放出された結果、異常進化して誕生した」とされる。非常に高い知能を持ち、ゴジラを倒すという直接的な目的のために地球へ来襲した。性格は極めて凶暴であり、『ゴジラvsモスラ』で宇宙へ旅立っていったモスラの分身であるフェアリーモスラにより、三枝未希にその存在と脅威が伝えられた。コスモス曰く「ゴジラが倒されれば、地球は征服される」とのこと。ゴジラと同じ細胞を持っているためか、リトルゴジラはスペースゴジラを仲間だと勘違いしている。 スペースゴジラ自身が一種の電磁波を発しているらしく、電子機器に干渉して動作障害や通信障害を発生させることがあり、接近すると「テレビが映らない」「コインのスロットが常に大当たりになる」「ゲームセンターのクレーンゲームの景品が自動で出てくる」などの現象が発生する。 自らが生み出した無数の結晶体を使って、特定の範囲内に宇宙からエネルギーを無限に供給するエリアを作り出すことができる。エリアが崩壊するか、エネルギーを受信する役目を担う肩の結晶体を破壊されない限りほぼ無敵である。背中の結晶を大型化する事で、空中・宇宙空間を問わず飛行可能(低空であれば、結晶体を巨大化させなくても飛行できる)であり、速度は宇宙空間では亜光速、大気圏内でもマッハ3となっている。さらに飛行形態では大型化した結晶体からリング状の衝撃波を撃つことができる。背中の結晶体は感覚センサーの役割も果たし、頭に生えている角「スペースホーン」はレーダーの役目を担う。耐久力にも優れ、ゴジラが通常使う熱線は通用せず、余波だけでゴジラを昏倒させたMOGERAのオールウェポンとゴジラの熱線の同時攻撃を受け切り、肩の結晶体を破壊されても致命的なダメージは負わず、自身のエネルギ-を逆吸収したゴジラのバーンスパイラル熱線のみが決定打となっている。 生命の危機を迎えると、全身が鈍い赤色に点滅する。 * 重力をコントロールしてゴジラを宙に浮かせる設定は台本になく、特技監督の川北紘一が「宇宙怪獣らしい必殺技」として提案したもの〔〔。 * 玩具アンケートでは昭和怪獣を差し押さえて上位を獲得した結果、現在もなお商品化が多い(ガシャポンHGシリーズで2度商品化された他、ソフビ人形のムービーモンスターシリーズでも現役ラインナップである)点など、ゴジラのバリエーションを持つ強敵として若い世代から幅広く人気のある怪獣である。『CRゴジラ3』では新撮カットで登場している。 ; デザイン : 決定デザインは吉田穣。スーパーファミコンのゲーム『超ゴジラ』に登場した、ゴジラの進化型である「超ゴジラ」がベースとなっている〔『平成ゴジラ大全1984〜1995』より。〕。結晶生物というコンセプトは小林晋一郎の案によるもの〔。 : これらのコンセプトが定まる前は、ゴジラを四本足化したもの、背びれを翼のように巨大化させたもの、歴代怪獣を模した姿に変態する不定形なものなどさまざまなデザインが描かれた〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「スペースゴジラ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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