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スペースラブ : ウィキペディア日本語版
スペースラブ

スペースラブ(Spacelab)は、スペースシャトルに積み込まれる再利用可能な宇宙実験室である。与圧モジュール、非与圧のキャリア、その他関連する機器などの複数の構成要素からなり、地球軌道上の微小重力状態で実験を行なうことができる。
== 歴史 ==
1973年4月に、スペースシャトルで使うモジュラー式の科学パッケージの製造に関して NASA と欧州宇宙研究機構 (ESRO) (現在の欧州宇宙機関 (ESA) )が合意し、1974年から、ERNO(VFW-フォッカー社を代表とする企業共同体、後にメッサーシュミットに買収され、2003年からはEADSスペーストランスポーテーションの一部門となった)によりスペースラブの製造が開始された。最初の実験モジュール (LM1) は、ヨーロッパの宇宙飛行士に搭乗機会を与えることと引き換えに無料で NASA に引き渡された。2つ目のモジュール (LM2) は、NASA 自体が使うために購入した。2基の実験モジュール以外に、真空での実験用にブリティッシュ・エアロスペース (BAe) が製造した外部パレットもある。
スペースラブは25回のシャトル・ミッションで使われた。しかし、国際宇宙ステーション(ISS)やスペースハブ(スペースラブに似た与圧モジュール)で科学的な研究を行なうことになったため、スペースラブは1998年に引退することになった。スペースラブのパレットは機器の輸送のため、2002年の STS-99で復活し、合成開口レーダーの輸送に使われた。その後、2008年の STS-123 で ISS にデクスターを運ぶ際にも使われた。将来は2009年の STS-127 で使われる予定である。
ドイツブレーメンブレーメン空港にあるブレーメンホールに LM1 が展示されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「スペースラブ」の詳細全文を読む



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