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スペース・レンジャーズ : ウィキペディア日本語版
スペース・レンジャーズ

スペース・レンジャーズ』(''Space Rangers'')は、アメリカ合衆国の未来SFドラマ。短期ドラマとして1993年にCBSで放送された。とトリロジー・エンターテイメント・グループによって企画された。日本では1994年にアスミック・エースより第1話と第2話が収録された『スペース・レンジャーズ』、第3話と第4話が収録された『スペース・レンジャーズ2 銀河覇王の逆襲』、第5話と第6話が収録された『スペース・レンジャーズ3 流刑星からの脱出』の全3巻のVHSが発売された。その後1997年にNHKで放送された。
== キャスト ==
;ジョン・ブーン船長
:演 - 、日本語吹替 - 江原正士
:スリングシップ377の船長。救助要請があれば危険を冒してでも助けに行く行動力と強い正義感の持ち主で、いざという時は命を捨てる覚悟もある。自分にも娘がいるため子供を思う気持ちが強く、バンシー星人の巣窟となった船に残された子供を生存の可能性が低いと隊員たちから言われるなかでも捜索を続けた。一方隊員思いでもあり、生き残るための戦闘能力がないと感じた者は任務に同行させず、救助任務以外で隊員に危険が及ぶ調査などの任務はいくら危険手当がつけられても受けない。連日危険な任務に就いている夫を待つことに我慢できなくなった妻のセーラと別居することになり、娘のロキシーとは数少ない任務が休みの日に会っている。船長になるための課程で法律を少しだが習っていたため、ジライアンの裁判では弁護士を担当して慣れないながらも彼の潔白を証明しようとする。
;ジョジョ・トーセン
:演 - 、日本語吹替 - さとうあい
:スリングシップ377のパイロット。気が強く男勝りな性格で、操縦技術が抜群で戦闘能力も優れている。女性が多数派となったニュービーナス出身で、故郷をバンシー星人に焼き払われたことから彼らに対する憎しみは強く復讐を誓っている。バンシー星人から逃げることは一族の恥だと考えており、船長の命令でも倒すまでは退かない。
;ジライアン
:演 - ケイリー=ヒロユキ・タガワ、日本語吹替 - 笹岡繁蔵
:ジョン・ブーン船長のチームに同行するグラッカの戦士。彼の種族であるグラッカ星人は敵がいないときでも仲間同士で殺し合いを始めるほど戦いを好む種族だったが、1000年前頃に悪魔に魂を売った権力者を倒して以降は全種族のために戦闘能力を使うことを決意し、以後彼らは無闇に殺し合いをしない様に日常生活を送るときは闘争心を抑えるパシファイアーを首に装着している。バンシー星人や人間の肉を食べることもあるが、ジライアンは友達を食べることはないと発言する。
;ドク・クルーガー
:演 - 、日本語吹替 - 屋良有作
:スリングシップ377のエンジニア。過去の戦闘で体の部位の多くを失い、今の彼は体の半分をサイボーグ化されている。口数が多く声も大きい。整備士としての腕は確かで、彼の修理でスリングシップ377は長い間飛行可能な状態を保っている。彼はスリングシップ377をリジーと呼び愛着を持っている。
;ミマー博士
:演 - クリント・ハワード、日本語吹替 - 茶風林
:ホープ基地で働く科学者。細いレンズのメガネをかけている。戦闘能力が低いためレンジャーズに同行することは少ないが、頭脳明晰でホープ基地における科学部門の全てを担っている。研究熱心で惑星の環境について詳しい。負傷した隊員の治療も担当し、ドク・クルーガーから頼まれ彼の義手を取り替える。
;ダニエル・キンケイド
:演 - 、日本語吹替 - 真地勇志
:ジョン・ブーン船長に同行する新人の助っ人隊員。父親は上層部の将軍で、周りからはお坊ちゃん扱いされている。新人のなかでは射撃の成績が良いため自信過剰気味だが、実戦経験がないためバンシー星人の速さについて行けず弾を無駄使いするなどあまり戦力にはなっていない。
;エリック・ワイス大佐
:演 - ゴットフリード・ジョン、日本語吹替 - 沢木郁也
:本部からホープ基地に派遣された軍人。ブーン船長のチームを落ちこぼれと見なし、アンドロイドを彼らに取って代わらせるためスパイとしてチームの一員にさせ隊員のデータを盗み取ろうとするが、アンドロイドが敵に撃たれて壊れその計画も頓挫する。戦争が始まろうとする非常事態をチェスのゲームとして楽しむなど、感覚が周りとずれていることがたびたびある。
;シェノー司令官
:演 - リンダ・ハント、日本語吹替 - 片岡富枝
:レンジャーズを統制するホープ基地の最高責任者。ジョン・ブーン船長を有能な人物と認め信頼しており、彼の家族のことなど私生活についても心配している。レンジャーズを大切に思っており、ワイス大佐の考えたレンジャーズ全員を首にしてアンドロイドに代えさせるという計画に猛反対した。人格者で密入植者に事情を聞く役割も担い、彼らが事情を話した場合本部での厳しい取り調べを免除する権限も持っている。強固な意志を持っており、本部の上層部から脅されても自分の主張を変えることはしない。
;セーラ・ブーン
:演 - エイミー・スティール、日本語吹替 - 佐々木優子
:ジョン・ブーン船長の妻。ブーン船長が任務優先で家族の時間をなかなか取ってくれず、彼の帰りを家で待つ生活に疲れ果ててついに別居を申し出る。
;ロキシー・ブーン
:演 - ダニエル・ザッカーマン、日本語吹替 - 渡辺美佐
:ジョン・ブーン船長の娘。父であるブーン船長と家で一緒に過ごすことを望んでいるが、任務のためなかなか会えず寂しい思いをしている。
;デッカー
:演 - 、日本語吹替 - 西村知道
:レンジャーズの元教官。ジョン・ブーン船長の教官を務めた人物で、船長はある任務で自分を助けた彼を尊敬していたが、助けた理由が手柄を立てるためだと知った船長は犠牲になった部下のことを思い軍事裁判で彼を弁護しなかった。惑星スカラブでグラッカ星人が権力者を倒して封印した宇宙を支配できる武器を狙いナザーと探し回っていたが、宇宙船が墜落し移動手段がなくなった彼は第二の太陽が上がるまでに惑星から脱出するため救助を要請した。
;ナザー
:演 - パット・モリタ、日本語吹替 - 小関一
:スカラブでデッカーと古代の武器を探していた悪の僧侶。かつて僧侶に導かれて権力者を倒したグラッカ星人の血を引くジライアンは、敵だとわかっていても本能的に彼を守るようになっていた。
;トミー
:演 - リック・ラティーニ三世、日本語吹替 - 石田彰
:バンシー星人に襲われた密入植者の宇宙船に置き去りにされた少年。ジョン・ブーン船長は彼を放って置くことができず、バンシー星人の巣窟となった船に乗り込む。生存が絶望的と思われるなか、耳が不自由なことが幸いしバンシー星人の攻撃から逃れ息を潜めていた。
;イリーナ
:演 - ドーン・ジェフォリー、日本語吹替 - 寺内よりえ
:トミーの母親で、犯罪シンジケートの手引きで密入植しようとしていた集団の1人。宇宙船がバンシー星人に襲われ脱出する際にトミーとはぐれ、犯罪シンジケートの男からトミーは死んだと聞かされていた。
;スージー・ワトソン船長
:演 - シャロン・マホニー、日本語吹替 - 沢海陽子
:最近ホープ基地に派遣された船長。ジョン・ブーン船長とは訓練を共に行った間柄だが、ブーン船長はそのことをすっかり忘れておりサバイバルゲームで捕まえられた女性と言われ思い出す。危険な任務に臨むブーン船長に父の御守りを貸して無事を祈る。
;イソグル
:演 - リチャード・グローブ、日本語吹替 - 辻村真人
:感情を表に出さないホボバという種族の悪党で、犯罪シンジケートのボス。裏で部下たちに自分が不利になる証拠を握っている人物を始末させ、用済みになった部下も葬り去る。運搬船による麻薬の密輸にも関与し、表向きは鉱石の運搬業を装っている。ジライアンと互角に戦えるほどの戦闘能力もある。証人の始末に成功した殺し屋のカーラットを消し、同じグラッカ星人のジライアンに罪をなすりつけるため記憶の一部を消去し容疑者に仕立てる。
;マーラ・ベイカー
:演 - クローディア・クリスチャン、日本語吹替 - 小山茉美
:ヴィーロン星人との通商協定を取りまとめる場で交渉人を務める外務省で働く女性。ジョン・ブーン船長とは知り合いで、若い頃は2人共やんちゃで遊び仲間として日々不良行為をしていた。ヴィーロン星人との交渉を成功させ出世を目指していたが、そのチャンスをブーン船長の行動によって台無しにされそうになる。ゴーダー王子に謝罪するため、ブーン船長と直接謁見しにいく。
;ゴーダー王子
:演 - 、日本語吹替 - 大塚明夫
:爬虫類種族であるヴィーロン星人の王子。とても自己中心的な性格。だが実際はマックトウ卿の傀儡で、知らないうちに彼の言うことに従っている。通商協定を取りまとめた後クラブを見学しているとき、ブーン船長と飲んでいたジョジョ・トーセンの髪を注意しても勝手に触り続けたため、王子だと知らないブーン船長に殴り倒され外交問題に発展する。
;マックトウ卿
:演 - ダナ・グラッドストーン、日本語吹替 - 千田光男
:ゴーダー王子の側近。王子を影で操っている人物で、地球人を敵視している。殺しを楽しむ残忍な性格で、外交問題を重大化させて戦争に持ち込むため地球人のハードキャッスル大使が乗る宇宙船を爆破させ大使を殺した。
;マードック特別検事
:演 - 、日本語吹替 - 仁内建之
:本部にある犯罪捜査部門の最高責任者で、イソグルの行動を調査するためにホープ基地を訪れる。カーラット殺しの容疑がかけられたジライアンの裁判で検察側の検事を担当する。ベテランのため証言を誘導することに長けており、シナリオを検察側に有利な方向に進めようとする。だが実際は本物のマードックはすでに死亡しており、彼はイソグルに雇われ人間に変装したホボバ族でジライアンに有罪判決を下すため活動していた。
;カーラット
:演 - 、日本語吹替 - 荒川太朗
:ジライアンと同じグラッカ星人。イソグルの証人を殺した容疑でホープ基地に拘置されるが、イソグルの手引きで保釈される。イソグルの命令でジライアンを呼び出した直後にイソグルの部下に殺害され、イソグルはジライアンの記憶を消して彼に罪をなすりつける。
;マティ弁護士
:演 - アイシア・クレメンテ、日本語吹替 - 磯辺万沙子
:ジライアンの弁護士を探していたブーン船長たちが最後の希望として依頼した人物。結局彼女からも断られ、グラッカ星人の弁護を引き受けるのは金目当ての弁護士だけだと船長たちに忠告する。
;リンガー
:演 - キース・バーガー、日本語吹替 - 小室正幸
:エリック・ワイス大佐によってジョン・ブーン船長のチームに隊員として入れられたアンドロイド。スリングシップや銃の整備などを手際良く実行し、最新技術についても詳しい。ワイス大佐が彼を隊員にした本当の理由は、隊員たちのデータを収集していつかアンドロイドを彼らに取って代わらせるためだった。
;レニー・ハッカー
:演 - バディ・ハケット、日本語吹替 - 小島敏彦
:落ち目のコメディアン。長い間メディアに出ていないため世間からはもう死んだと思われているが、最盛期の記憶を引きずり旬が過ぎた今でも自分が客に受けていると思っている。現在は惑星を回ってショーを行う営業で何とか稼いでいる。慰問ショーに向かう途中の進路で流星群に突っ込んだため宇宙船が破壊され、監獄星のカトラズに不時着する。
;キンケイド将軍
:演 - アーレン・ディーン・スナイダー、日本語吹替 - 中庸助
:本部の将軍でダニエルの父親。レンジャーズの間では融通が利かないことで有名で、本部の上層部を体現するような人物。マニュアルに従わないシェノー司令官とは犬猿の仲で、嫌がらせとして予算を削減したり司令官の任を解こうとしたこともあった。親バカ気味で、ダニエルのことになると他のことが頭に入らなくなる。
;リー
:演 - 、日本語吹替 - 叶木翔子
:カトラズの囚人たちを牛耳る女リーダー。男の囚人を引き連れて不時着した宇宙船の荷物を漁り、逆らうものは容赦無く葬り去る。カトラズから脱走するため、レニー・ハッカーを助けに来たレンジャーズのスリングシップを奪おうと画策する。
;ハードキャッスル大使
:演 - ジョン・マホーン、日本語吹替 - 原田一夫
:地球人の代表として外交を行っている人物。ゴーダー王子の抗議を受け正式な謝罪をする予定だったが、マックトウ卿が仕掛けた爆弾によって爆死する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「スペース・レンジャーズ」の詳細全文を読む



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