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フィールドスコープとは、望遠鏡の一種で遠方にある地上物を主に観察するための光学器械である。地上望遠鏡、スポッティングスコープなどとも呼ばれる。野鳥などの自然観察、各種の監視、射撃での標的確認などに用い、主に簡便な三脚に載せて運用されている。 == 構造 == ケプラー式望遠鏡に、地上観察に適するようプリズムを組み込んで正立像を結ぶようになっている。また使用局面を考慮して耐衝撃、防水対策が行われていることも多い。 覗き込む角度によって、直視型のものと45度程度の傾斜型がある。組み込まれるプリズムはポロプリズムが多いが、ダハプリズムのものもある。 対物レンズは40-80mm程度のものが多い。色収差を避けるために蛍石レンズや異常分散レンズを採用したものもある。口径が大きいほど一般に解像力は上がり、精細な部分を観察できるが、携行性や重量の問題が出てくるため80mm程度が限度となっているようである。 倍率は15-60倍程度であり、ズーム機構で倍率可変のものもある。接眼レンズは交換できる場合とできない場合がある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フィールドスコープ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Spotting scope 」があります。 スポンサード リンク
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